1991 Fiscal Year Annual Research Report
日本人の睡眼時呼吸障害の実態把握と診断および治療の標準化に関する集学的研究
Project/Area Number |
02304042
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
太田 保世 東海大学, 医学部, 教授 (90055939)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗山 喬之 千葉大学, 医学部, 教授 (20009723)
菱川 泰夫 秋田大学, 医学部, 教授 (60028454)
戸川 清 秋田大学, 医学部, 教授 (40009444)
滝島 任 東北大学, 医学部, 教授 (20004765)
川上 義和 北海道大学, 医学部, 教授 (10001877)
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Keywords | 睡眠時無呼吸症候群 / 疫学 / 診断基準 / 治療 |
Research Abstract |
本研究は平成3年度で2年目を迎え、具体的な『日本人における睡眠呼吸障害の集学的研究』に関する研究方針が確立され、平成4年度末にはその集大成が完成するものと確信している。 平成3年度も、睡眠呼吸障害研究会としての同合研究会、および本研究に関する打ち合わせ会を、7月と2月の2回行った。睡眠呼吸障害研究会も、本年度の2月には通算8回となり、10題を越す一般演題の発表と共に活発な議論が行われるようになった。本年度第1回目(平成3年7月)の本研究に関する打ち合わせ会では、(1)疫学、(2)診断旧準、(3)治療部会とも、具体的な行動計画が承認された。第2回目の打ち合わせ会(平成4年2月)では、行動計画に基づき、研究成果の一部が報告できた。疫学部会(責任者:名大医療技術短期大学部、岡田保教授)では、アンケ-トなどに基づく、無作為に抽出した一般住民、高血圧患者や老年者などに関する睡眠呼吸障害の発生率調査の実施し、一般住民では本病態の合併率が約2%、高血圧患者や老年者ではさせに高率に昇ることが示された。診断基準部会(責任者:京大胸研肺生理、久野健志教授)では、本年度、耳鼻咽喉科、神経内科、精神科、呼吸器内科領域の意見を調査・報告し、平成4年度に取りまとめる予定である。治療部会(責任者:千葉大学肺癌研内科、栗山喬之教授)では、各施設で診断された100名以上の睡眠呼吸障害症例(特に肺眠時無呼吸症候群患者)にする、様々なパラメ-タ-のデ-タベ-スへの保存を完了した。今後。治療の有無や方法によって、以下に経過が異なるかを観察する予定である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 高崎 雄司,太田 保世 他: "睡眠.呼吸.心鋼管系に及ぼす短期宇宙滞在の影響" Proceedings of the 8th Space Utilization Symposium. 69-73 (1991)
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[Publications] 高崎 雄司,太田 保世 他: "睡眠時上気道抵抗上昇に対する動の影響" Proceedings of the 8th Space Utilization Symposium. 181-185 (1991)
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[Publications] 高崎 雄司,太田 保世 他: "睡眠時無呼吸症候群" 肺と心. 39. 40-46 (1992)
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[Publications] 勝又 一夫,岡田 保 他: "糖床病合併症:睡眠時無呼吸症候群" 日本臨床. 49. 329-336 (1991)
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[Publications] 岡田 保他: "眠睡時呼吸障害の疫学" Johns. 7. 855-862 (1991)
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[Publications] 岡田 保他: "睡眠時無呼吸症候群のスイリ-ニング" 臨床脳波. 33. 157-162 (1991)