1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02304070
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
畠中 坦 帝京大学, 医学部, 教授 (20082084)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神田 啓治 京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (10027419)
相沢 乙彦 武蔵工業大学, 原子力研究所, 教授 (70016848)
竹内 啓 東京大学, 農学部, 教授 (90011874)
上野 陽里 京都大学, 原子炉実験所, 教授 (60025541)
三島 豊 神戸大学, 医学部, 教授 (10073743)
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Research Abstract |
1)研究連絡会議・治療研究協力: 總会研究班会議を1回行った。(約30名が出席し12人分の旅費支出)治療研究協力は、京都大学グル-プと徳島大学グル-プがそれぞれ2例及び1例の中性子捕捉療法を京大原子炉で行った際と、帝京大学グル-プが日本原子力研究所で2例、京都大学原子炉で2例(いずれも平成2年4月〜3年3月)の治療照射を行った際に、3グル-プ協力により研究を行った。なお皮膚癌の治療のみは神戸大グル-プ(皮膚科医のみ)単独で行われた。 2)欧米の研究者との連絡協力: 本研究の代表者はInternational Society for Neutron Capture Therapyの事務局長でもあり、極めて多くの欧米研究者との電話、電信,FAX,郵便による交信があった。訪問者も米、独、佛、などから10指に余った。 3)治療研究例数の増大、治療成果の向上の研究: 平成2年度内に武蔵工大炉は使用不能であったが、京大炉、日本原子力研究所JRRー2号炉の二基により6人の脳腫瘍患者の治療が行われ、また京大炉にて1人の皮膚癌患者の治療が行われた。特筆すべきは、従来の脳腫瘍治療は帝京大においてのみ行われたが、今年度はこれが京都大学、徳島大学にも拡大されたことである。 4)各地の研究者への開放: 京大炉が主に関西地方の大学研究者に、JRRー炉が関東地方の研究者に治療研究目的で開放されつつある。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Hiroshi Hatanaka,Maki Moritani,and Maria Camillo: "Possible alteration of the bloodーbrain barrier by boronーneutron capture therapy." Acta Oncologica. 30. (1991)
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[Publications] Hiroshi Hatanaka: "Boron neutron capture therapy for cancer" Borax ReviewーJournal of boron and the borate industry. (1991)
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[Publications] Hiroshi Hatanaka: "Neutron Beam Design,Development,and Performance for Neutron Capture Therapy" Plenum Press, 353 (1991)
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[Publications] Hiroshi Hatanaka: "Glioma" Springer, (1991)