1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02404036
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Research Institution | Faculty of Medicine, University of Tokyo |
Principal Investigator |
黒川 清 東京大学, 医学部(病), 教授 (30167390)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関 常司 東京大学, 医学部(病), 医員 (30206619)
高市 憲明 東京大学, 医学部(分), 助手 (00175423)
谷口 茂夫 東京大学, 医学部(病), 助手 (50188380)
中尾 彰秀 東京大学, 医学部(病), 助手 (10159056)
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Keywords | メサンギウム細胞 / バゾプレッシン / エンドセリン / 血小板活性化因子 / プロスタグランディン / 副甲状腺ホルモン / 近位尿細管 / ホルモンレセプター |
Research Abstract |
本年我々が得た知見は以下の通りである。 メンサギウム無細胞に関する検討:(1)メサンギウム細胞において二つの構造的に異なるV1バゾプレシン受容体拮抗剤の効果につき検討した。非ペプチド物質のOPC-21268とペプチド物質のd(CH2)5Try(Me)AVPは共にバゾプレシンによるメサンギウム細胞の細胞内Ca上昇を抑制した。後者の効果は薬物を除去した後も持続しこれら二つの拮抗薬のV1レセプターに及ぼす効果に相違があることが示唆された。(2)メサンギウム細胞の増埴につき3H-thymidineを用いて検討した。多(4〜6)継代培養メサンギウム細胞では従来の報告と同様エンドセリン、バゾプレシンは細胞増殖を刺激したが、初期(1〜3代)継代培養メサンギウム細胞においては逆に細胞増殖を抑制した。一方血小板活性化因子はメサンギウム細胞増埴をいずれの代においても刺激し生体内でも増殖刺激因子としての生理作用を持つ可能性が示唆された。(3)細胞外C1濃度の低下はメサンギウム細胞によるプロスタグランディンE2の産生を増加させることは我々は以前より報告しているが、今回の検討では細胞外Naの変化はメサンギウム細胞によるプロスタグランディン産生に大きく影響しなかった。 尿細管に関する検討:(1)各ネフロンセグメントにおけるエンドセリンの結合につき検討した。この結果エンドセリン-1.3は同程度に糸球体、近位尿細管S1、集合尿細管に結合し、従ってこれらの部位にはエンドセリンBレセプターがあると考えられた。(2)各ネフロンセグメントにおけるEP3-プロスタグランディンE2レセプターのmRNA発現につきRT-PCR法で検討し、これがヘンレ上行脚太い部分に豊富に発現していることを見いだした。(3)近位尿細管S3セグメントにおいて副甲状腺ホルモンは恐らく細胞内c-AMPの上昇を通じ、管腔側のNa-H交換を抑制する一方、基底膜側においてはC1-HCO3交換を刺激することを見いだした。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] T.Katon他: "Direct eflects of eudeothelin in the rat kidney." Am.J.Physiol.27. F397-F402 (1990)
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[Publications] K.Kurokawa他: "Calium activated chloride coneuctance of mesangial cells." Kidney International. 38. S48-S50 (1990)
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[Publications] M.Fukagawa他: "Regulation of parathyroid hormone synthesis chronic renal failure in rats." Kidney International. 39. 874-881 (1991)
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[Publications] T.Okuda他: "Mesangial cell function and chloride inos." Kidney International. 39Suppl. S65-S67 (1991)
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[Publications] T.Okuda他: "Demononstration of platelet actviating factor recepttor in guinea pig kidney." Biochem Biophys Res Comm.177. 54-60 (1991)
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[Publications] K.M.Asit Jamil他: "Expression of platelet activating factor in renal tubular cell 1:ne(LLCPK1)" Biochem.Biophys Res Comm. 187. 767-772 (1992)
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[Publications] K.Kurokawa他: "″The kidney:Physiology and Pathophysiology,″second edition edited by DW Seldin and G Giebisch" Raven Press,NEw York, 34 (1992)