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1991 Fiscal Year Annual Research Report

授業における学習課題構成の理論とその方法の具体化ー授業の標準的手続き」を踏えてー

Research Project

Project/Area Number 02451097
Research InstitutionIbaraki University

Principal Investigator

馬場 道夫  茨城大学, 教育学部, 教授 (00007501)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中川 浩一  茨城大学, 教育学部, 教授 (60015930)
小林 一仁  茨城大学, 教育学部, 教授 (10114076)
新妻 陸利  茨城大学, 教育学部, 教授 (40007513)
高瀬 一男  茨城大学, 教育学部, 教授 (80007509)
Keywords学習課題 / 授業分析 / 学習意欲 / 認知的構造 / 教材 / 小学校 / 中学校
Research Abstract

今年度は授業のVTR記録を行うと共に、一部で実験授業を実施した。授業の記録分析は、体育・家庭科を除き、小・中学校各教科に渡り23クラス,実験授業は16クラスで行われた。分析はなお継続中であるが、現在までに明らかになった点は次の通りである。
1.実際の授業では様々な課題構成の検討や工夫が行われていることが改めて確認された。
(1)児童・生徒の生活経験と教育内容を結びつけて、興味・関心を持たせるようにしている.
(2)実物や具体物を利用して、課題設定をしている.
(3)児童・生徒に矛盾や問題を提出する。
(4)児童・生徒の意見・経験を発表させる.
(5)課題設定までの場面の構成を図る。
以上の諸点は理論的検討の結果とも一致するもので、それらの効果を更に追求する価値があるものと思われる。
2.実験授業は、社会科、数学、理科で、事前・事後テストと児童・生徒に授業の感想評定を行わせ、実施された。研究目的は様々であるが、まとめると以下のようである。
(1)児童の視座をその時代の人物にすることは効果的である。
(2)テレビやOHPなどの視聴覚的方法は、生徒の課題構成にとって有効と思われる。
(3)具体物を用いることは、児童・生徒の興味を引くようであるが、半具体物、数列からのル-ルの抽出とそれほど学習効果は変わらない。
(4)より困難な問題から入ると、かえって理解はよい。
一般に付属校での研究は、学習者のレベルも高く、意欲も高いので、実験結果の解釈には、これらの点を考慮する必要があると思われた。

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Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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