公共デ-タベ-スセンタにおける機密文書の管理とそのアクセス方式に関する研究

1991 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 02452152
• Research Institution: Waseda University
• Principal Investigator: 富永 英義 早稲田大学, 理工学部, 教授 (20063688)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 鈴木 譲 早稲田大学, 理工学部, 助手 (50216397) ; 亀山 渉 早稲田大学, 理工学部, 助手 (20214562) ; 小松 尚久 早稲田大学, 理工学部, 助教授 (30195846) ; 平澤 茂一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (30147946) ; 笠原 正雄 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (30029045)
• Keywords: デ-タベ-ス / 機密保護 / 文書画像 / TSDN / ICカ-ド

Research Abstract

本年度は最終年であるため研究成果のとりまとめに主眼を置くべきであったが、G4ファクシミリとワ-クステ-ションとの接続、及びISDN回線との接続に関連するソフトウァアの構築に主たる労力が費やされた。
主な成果を以下に挙げる。
1.ISDN回線とG4ファクシミリの接続実験、及びG4ファクシミリとSUNワ-クステ-ションとの接続実験を行なった。通信プロトコルソフトウェアの開発とSUNワ-クステ-ションとの通信ソフトウェアの開発を行なった。
2.ネットワ-クプロトコルにおける機密保持を可能とするOSの開発に着手し、システム構想をまとめたが、基本機能部分のみであり、今後の課題に委ねる部分が多い。
3.笠原研究室より、G4ファクシミリを用いた電子メ-ルセキュリティシステムの構想がとりまとめられ、分担者毎に協同作業を行なう課題の整理を行なった。
4.平沢研究室より、ICカ-ドを用いた秘密鍵共有方式の提案があり、実回線システムで実現する方策検討を行ない、プログラム作成に着手した。
5.小松研究室より、画像スクランブル方式の提案があり、シミュレ-ション実験による評価を行ない、有効性を確認した。なお、提案方式は放送スクランブル方式等の一般的な拡張が可能である。
6.最終年度に当たり報告書の作成分担を決め、計4回の報告会を行ない今後発展すべき課題を明確にした。