1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02452258
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
北村 貞太郎 京都大学, 農学部, 教授 (30026455)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
治田 伸介 京都大学, 農学部, 助手 (60218659)
森 義昭 京都大学, 農学部, 講師 (60026474)
小林 愼太郎 京都大学, 農学部, 助教授 (20026602)
|
Keywords | 地域計画 / 土地利用計画 / 計画支援システム / GIS |
Research Abstract |
今年度の研究実績は次のとおりである。 1.まず,地域計画の基本枠組みを見直し,特に環境保全を意識した地域計画がどうあるべきかについて検討した。そして,それが具体的に地域分析書,地域計画書にどのように反映すべきかについて整理した。 2.画像処理による地域計画支援システム構築に必要なハ-ドウェア環境を整え,地域計画支援システムの容量,限界について検討した。 3.上記の環境保全型地域計画のシナリオを,導入されたハ-ドウェア環境の下で具現化するためのソフトウェアの基本構成について検討し,一部の地域計画支援システムのサブシステムのソフトウェアを開発した。 4.事例地域として選定した三重県宮川地域の現地調査を行い,土地利用計画を始めとする各部門計画に必要な種々のデ-タを収集した。 5.収集したデ-タのうち,農業集落カ-ドデ-タ,農業基盤整備デ-タ,衛星画像デ-タ等のコンピュ-タ処理デ-タについて,当該地域情報の切り出し法およびデ-タベ-ス化について研究を行い,その手順を確立した。 6.開発したソフトウェアおよび収集デ-タを用いて,宮川地域の地域分類,農業立地評価を行い,宮川地域の農業振興の方向性について検討を行った。 7.環境保全の観点から,畜産廃棄物デ-タを分析し,地域の物質循環系における畜産の位置づけを行い,畜産廃棄物を地域内処理するために必要な農地面積の算出およびその評価のためのモデリングに関する研究を進めた。 8.福祉・医療施設の圏域分析および充足度分析の手法について研究を行い,宮川地域の老人ホ-ム,病院に関する事例研究を行った。
|