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1990 Fiscal Year Annual Research Report

選別困難なレアメタル原料鉱物の分離成績改善に関する研究

Research Project

Project/Area Number 02453052
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

原田 種臣  早稲田大学, 理工学部, 教授 (80063337)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大和田 秀二  早稲田大学, 理工学部, 助教授 (60169084)
Keywordsレアメタルの選鉱 / モナズ石とゼノタイムの分離 / コルンブ石と鉄マンガン重石の分離 / 希土類の浮選 / 難処理レアメタルの選別
Research Abstract

1.産地が異なる4種のモナズ石の磁化強度に,0.1141〜0.1418emu/gの範囲の変動があることを見いだした。比重変動幅は4.93〜5.17,導電率を示す静電選別機平均飛距離変動幅は2.24〜4.17cmであることを確認した。
産地が異なる3種のチタン鉄鉱の磁化強度に,1.63〜9.01emu/gの範囲での変動があることを見いだした。比重変動幅は4.47〜4.74,静電選別機平均飛距離変動幅は7.39〜10.52cmであることを確認した。
2.従来,浮選分離が極めて困難とされてきたモナズ石とゼノタイムの分離に好結果を得た。すなわち,粒度106〜150μm,捕収剤ドデシルアンモニウムクロライド1×10^<ー4>mg/e,pH7.5の条件で3段階の選別を行い,最終精鉱中のモナズ石含有率が91%となった。なお,給鉱中のモナズ石とゼノタイムの比率は1:1に調製したものである。
3.2種のコルンブ石の比重測定結果は,5.79および6.25であった。また静電選別機平均飛距離は,前者が6.79,後者が8.98であった(単位cm)。
産地が異なる4種の鉄マンガン重石の比重測定結果は7.21〜7.41であった。これらの静電選別機平均飛距離は9.52〜10.36cmであった。これらの結果から,コルンブ石と鉄マンガン重石の選別は,比重選別や静電選別によって達成することが困難であると解釈される。
4.コルンブ石と鉄マンガン重石が,浮選法により選別できるか否かの検討を行った。試料として福島県石川産コルンブ石,ポルトガルParasgueire産鉄マンガン重石を用いた。pH調節剤としてHCe,NaOHを用い,捕収剤としてオレイン酸ナトリウムを1×10^<ー3>Mol/eの濃度で使用した。106〜150μm粒群を対象とした場合,pH3.5付近でコルンブ石の浮遊率が約65%,鉄マンガン重石の浮遊率が約5%という結果が得られ,両鉱物の浮遊性に大きな差の現われることを確認した。この結果から,選別の段数を3回程度とすれば,最良の分離成績が期待できることが判明した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 原田 種臣(分担執筆): "レアメタル事典 第1部第3章第1節 採鉱・選鉱" (株)フジ・テクノシステム, 1200 (1991)

URL: 

Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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