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1990 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者尿失禁の誘発・増悪に関する危険因子の解明および予防と緩和法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 02454503
Research InstitutionSt. Luke's College of Nursing

Principal Investigator

小島 操子  聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (50035333)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡邊 真弓  聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (80201234)
手島 恵  聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (50197779)
田村 正枝  聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (30155270)
山本 俊一  聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (00009870)
日野 原重明  聖路加看護大学, 看護学部, 教授 (70054575)
Keywords高齢者 / 尿失禁 / 発生要因 / 尿失禁に対する意識 / 対処法
Research Abstract

本年度は尿失禁の発生に関わる身体的、心理的、物理的、環境的要因と対処法ならびに尿失禁に対する意識の実態調査を行った。
1.尿失禁の実態調査:全国10カ所の病院,特別養護老人ホ-ムにおいて65才以上の尿失禁者61名と受持看護婦あるいは介護者を対象に面接法、参加観察法を用いて調査を行った。その結果、現在尿失禁のある49名のうち尿意のある者21名(42.9%)、尿意のない者13名(26.5%)で15名は留置カテ-テルが挿入されていた。尿意のある者のうち16名にはおむつの使用に加えて、時間毎の排尿誘導や尿器、カモ-ド使用などによる複数の対応が行われており、他はおむつのみであった。尿意のない者のうち8名はおむつのみで、他の者はおむつの使用に加えて、時間毎の排尿誘導が行われていた。尿失禁の発生に関わる身体的要因として、歩行障害・ねたきり、意識レベルの低下,排尿が我慢できない,頻尿,熟眠,眠剤・精神安定の服用、身体の抑御(抑制帯など)が、心理的要因として混乱・不穏,意欲の低下があげられた。また物理的要因として留置カテ-テルの挿入、環境的要因として,間に合わない(点滴台を押す、衣服の着脱困難,蓄尿)、看護婦らの対応の遅れがあげられていた。
2.尿失禁に対する意識調査:全国11カ所の病院,特別養護老人ホ-ムの医師40名、看護婦・介護者103名の計143名を対象に質問紙を用いて調査を行った。その結果、医師の58%、看護婦らの78%は尿失禁がうる程度改善可能と考えていた。医師,看護婦らの多くは、尿失禁患者に心理的負担をかけないよう配慮し、皮膚のトラブルや尿路感染に注意して治療、ケアを行っていた。尿失禁への対処法として医師は、薬剤,留置カテ-テルの使用や手術などの治療をあげ、看護婦らは、時間毎の排尿誘導やおむつの交換、心理的負担の軽減などを多くあげていた。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 田村 正枝他: "高齢者尿失禁の誘発・増悪に関与する危険因子の解明および予防と緩和法に関する研究(1)ー尿失禁の発生に関わる要因および対処法についての調査ー" 第22日本看護学会(老人看護).

  • [Publications] 鈴木 久美他: "高齢者尿失禁の誘発・増悪に関与する危険因子の解明および予防と緩和法に関する研究(2)ー尿失禁に対する意識についての調査ー" 第22日本看護学会(老人看護).

URL: 

Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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