1991 Fiscal Year Annual Research Report
ハイブリッド型異常診断システムの実用化に関する研究
Project/Area Number |
02555189
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
松山 久義 九州大学, 工学部, 教授 (80011039)
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Keywords | 異常診断 / 安全管理 / 異常処理 / エキスパ-トシステム / 運転支援 / 意思決定支援 |
Research Abstract |
1.アルデヒド法酢酸造プロセスの酸化反応工程のP&ID(Piping and Instrumentation Diagram)を基にして,モデルベ-スの異常診断法で用いる号付有向グラフを作成した. 2.符号付有向グラフを用いて異常診断を行ったとき,最悪の場合に識別不能となる異常の原因の候補の集合(最大候補集合)を列挙するアルゴリズムを開発し,アルデヒド法酢酸製造プロセスの酸化反応工程の符号付有向グラフに適用した. 3.アルデヒド法酢酸製造プロセスの酸化反応工程のP&IDと作業標準書を基にして,異常時の動的挙動を模擬できるシミュレ-タを開発した. 4.3.で開発したシミュレ-タを用い,各最大候補集合内の原因の候補を識別するための知識を収集して知識ベ-スを作成した. 5.シミュレ-タと異常診断システムを結合し,種々の異常のシミュレ-ションを行なって,診断速度,診断精度の評価を行なった.
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