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1990 Fiscal Year Annual Research Report

木質材料ーコンクリ-ト系一体化内装の居住環境改善に関する研究

Research Project

Project/Area Number 02556021
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

有馬 孝礼  東京大学, 農学部, 助教授 (10144057)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石原 茂久  京都大学, 木材研究所, 助教授 (90027160)
平井 信之  静岡大学, 農学部, 教授 (70023439)
中村 昇  東京大学, 農学部, 助手 (30180384)
信田 聡  東京大学, 農学部, 助手 (00201541)
屋代 真  新潟大学, 農学部, 助教授 (00018532)
Keywords木質材料 / コンクリ-ト / 一体化内装 / 型枠用合板 / 断熱防露 / 水和熱 / 付着力 / 超音波
Research Abstract

現在、コンクリ-ト型枠用合板は型枠の通り、コンクリ-トの打設養生後とりはずし、3〜4回の再使用の後焼却、投棄の処分がなされている。鉄筋コンクリ-ト造建築物では型枠用合板をとりはずしたコンクリ-ト躯体は外装工事、内装工事にともなう断熱、防露対策はとくに現在もっとも重要な課題として取り上げられている。このような躯体と内外装工事の分離をすることなく、型枠用合板を残して内外装工事を行ったとすると下地の不用、施工の手間の節約という大きな変革だけでなく、断熱、防露などの性能向上はもとより木質材料の持つ特性を付与し、居住性、外観などに多彩な新たな変化を与え、豊かな居住空間を形成できると思われる。検討した結果を以下に記す。
1.型枠用合板とコンクリ-ト間の付着およびコンクリ-ト打設後の湿度、水分挙動について水和熱、コンクリ-トの乾操の経時的変化について計測を行った。また型枠用合板とコンクリ-ト間の付着力に関しては合板素地とモルタル下地合板による差異を実験的に検討した結果、通常の合板では投錯効果はあまり期待できない。また、弾性波、超音波の速度計測はコンクリ-トの打設養生における付着、水分変動、硬化などの状態評価に貴重な情報をもたらす。
2.面パタ-ン測定サ-モトレ-サは各種使用環境下での防露、断熱、調湿性能の計測には現有の温湿度計測と比較してきわめて有効であることが認められた。
3.型枠用合板ーコンクリ-ト一体化構法と中空を有する壁の燃焼時における燃焼、炭化性状の解析を行なった。今後、防火、耐火試験による焼燃、炭化性状における合板の厚さ、表面処理の効果を比較したい。
4.コンクリ-ト躯体モデルボックスの湿度変化を吸放湿特性から検討し、木質材料による改良を試みた。コンクリ-トの躯体の断熱、防露、コンクリ-トの中性化遅延への検討を今後考える。

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Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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