1990 Fiscal Year Annual Research Report
X線ビデオCT(FCT)の開発とプロトタイプの製作
Project/Area Number |
02557079
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
神田 重信 九州大学, 歯学部, 教授 (20014003)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
豊福 不可依 九州大学, 医療短期大学, 助教授 (10117179)
吉浦 一紀 九州大学, 歯学部, 助手 (20210643)
三輪 邦弘 九州大学, 歯学部, 助手 (10136509)
中村 卓 九州大学, 歯学部附属病院, 講師 (30172406)
田中 武昌 九州大学, 歯学部附属病院, 助手 (30163538)
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Keywords | CT / Medical Imaging / Three dimension |
Research Abstract |
今年度の研究は投影生デ-タをリアルタイムにサンプリングできるようなシステムを構築し、また再構成画像の解像度を向上させることを目標とした。さらにマン・マシン・インタ-フェイスの改善や一連の演算処理の最適化も検討項目として研究を進めた。 まずディジタル・フレ-ム・レコ-ダの導入により、投影デ-タはリアルタイムにサンプリングされ、即時にA/D変換されるようになった。従来のシステムではVTRを介して、フレ-ム毎にサンプリングしなければならなかった事を考慮すると投影生デ-タの入力系は飛躍的に改善された。 しかしながら、投影生デ-タを出力するビデオカメラは従来型で投影画像そのものの空間分解能が低い。その結果、再構成画像の解像度はほとんど向上できなかった。従って来年度はビデオカメラを高性能のものに更新して、最終的に再構成画像の解像度の向上を図る事を検討せねばならない。 またマン・マシン・インタ-フェイスの改善に関しては不十分なものであり、一層の簡便性が求められた。特にソフトウェアのOSを従来通りMSーDOSとしたため、基本的なオペレ-ションが煩雑であった。来年度は他のOSへの移行を含めたソフトウェアの改善が求められる。 最後に演算処理系についてはMacintosh Plusの導入で若干の改善があった。しかし特にフィルタ-関数などについては今後とも検討が必要と思われた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 神田 重信、他: "顎顔面領域における3DーCTの臨床応用" 映像情報(ME). 22. 1232-1235 (1990)
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[Publications] 豊福 不可依、他: "I.I.+TV系を用いたX線CTによる歯・顎骨のパントモ像" 歯科ジャ-ナル. 32. 285-296 (1990)
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[Publications] 神田 重信: "X線ビデオCT(FCT)の開発とプロトタイプの製作" インナ-ビジョン. (1991)