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1992 Fiscal Year Annual Research Report

新しいレチノイドの分子設計.合成そして医薬品化

Research Project

Project/Area Number 02557084
Research InstitutionUniv. of Tokyo

Principal Investigator

首藤 紘一  東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 影近 弘之  東京大学, 薬学部, 助手 (20177348)
大和田 智彦  東京大学, 薬学部, 助手 (20177025)
Keywordsレチノイド / ビタミンA / レチノイン酸 / 分化誘導 / 白血病 / レチノイドアンタゴニスト
Research Abstract

ビタミンA酸(レチノイン酸)に代表されるレチノイドは動物の生長維持、細胞の塩殖・分化の制御において重要な役割を演じている.レチノイドの治療における有効性は白血病の完全寛解をはじめとして、多方面にわたるが、効果・副作用などにおいて新しい構造の化合物が要清されている.本研究では、従来、我々が合成したレチノイド関連化合物を生物評価するとともに、一層の活性とファーマユダイナミック的に特徴をもつ新規誘導体を見つけることにある.
従来の化合物のうち最も強力な作用を発揮する化合物であるRe80について、ラット乳ガンを用いての分化誘導ならびに増殖抑制を確認することができた。また、フオルボールエステルで処理した悪性転換性の細胞をヌードマウスに移殖して、その悪性転換をを阻止する作用を検定した結果,Re80はレチノイン酸にまさる効果を示した.またこの化合物の毒性はマウス、ラットで2週間の悪急性の効果を明らかにて,犬を用いた毒性も明らかにした.
レチノイドの新領域として、アンタゴニストの合成をこころみた。アダマンチル基をもつ化合物にレチノイン酸ないし合成レチノイドAM80の効果を可逆的に抑える化合物をみいだした.
レチノイン酸の二重結合の一部をエステルないしアミドに変換した化合物を合成した.それらは、中程度のレチノイド活性を示したが、親水性あるいは易生分解性のため、体内貯留が少ないとみられ,生体での有効性に期待をもっている
Re80の分析法を確立した.

  • Research Products

    (5 results)

All Other

All Publications (5 results)

  • [Publications] L.Eyrolles: "Retinoid.antagonists" Med.Chem.Res.2. 361-367 (1992)

  • [Publications] 首藤 紘一: "レチノイドとがん" CRC(中山書店). 1. 108-116 (1992)

  • [Publications] 首藤 紘一: "ビタミンAの働き" 日本香粧品学会誌. 16. 172-174 (1992)

  • [Publications] H.Tanaka: "Base-catalyzed isomerization of rutinoic acel." J.Med.Chem.35. 567-572 (1992)

  • [Publications] 首藤 紘一: "レチノイド" 講談社サイエンティフィツ., 188 (1992)

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Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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