1990 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
02660230
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
川越 信清 弘前大学, 農学部, 助教授 (00003434)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
工藤 明 弘前大学, 農学部, 助手 (10091604)
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Keywords | 粗度急変流 / 粗面 / 乱れ強度 / 内部境界層 / 跳水現象 / 護床工 / 波状流 |
Research Abstract |
1.水路底面粗度が滑面から粗面に急変する場合の粗度急変点から新たに発達する内部境界層の発達,および流速分布,乱れ特性を実験的に検討した。 (1).幅10cm,長さ7.0mの実験水路を使用し,粗面として直径1.0cmと2.0cmの均一のビ-玉を用いた。水深が水路幅の1/2以上になると,側壁からの影響が水路中心部の流速分布に及んでいる。 (2).十分に発達した粗面上の鉛直乱れ強度(u')の減少の割合はZ/Hのほぼー1/3乗で減少している。 (3).粗度面から25mm以下での乱れ強度は,粗度急変点から流下距離60cmまで直線的に増加している。それに対応して底面付近の流速は直線的に減少していく。 (4).平均流速,乱れ強度の分布から内部境界層の発達が認められ,その発達は流下距離に対してほぼ直線的で,粗度規模の大きいほど発達の早いことが明らかになった。 2.滑床面のエプロン部から大型粗度を有する護床工の粗度急変部で生じる跳水現象を幅0.7m,長さ23mの実験水路を用い,大型粗度には高さ2.4cmの直方体を使用して実験的に検討した。 (1).粗度急変部で跳水の他にWAVE FLOWが発生した。この跳水とWAVEの発生条件を明らかにした。跳水渦長の減少が認められた。 (2).各WAVE FLOWの水面形状に相似性が認められ,その水面形の幾何学的特性を明らかにした。
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Research Products
(1 results)