1990 Fiscal Year Annual Research Report
^<31>P NMR Spectroscogyを用いた制癌剤感受性試験
Project/Area Number |
02670539
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
秋山 清次 名古屋大学, 医学部, 助手 (40202551)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高木 弘 名古屋大学, 医学部, 教授 (70154755)
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Keywords | ^<31>P NMR spectroscopy / Sensitivity test / Chemotherapy / anticancer agente |
Research Abstract |
1)肝細胞を用いた実験 ラット肝細胞を用い、阻血と肝細胞膜の隣脂質について検討を加えた。Phosphomono ester resionでは4つのpeakが観察され、なかでもPhaspho choline,Phospho ethanol amineは余り変化がなかったがαーglycerophosphateは阻血状態とよく相関した。Phospho cholineやPhospho ethanol amineはPhospho lipiol anabolismのprecursorであり、Phospho lipid synthesirsと関係がある。αーglycerophospheteはPhospho lipielのPrecursorであると同時に中間代謝産物でもあり、細胞膜の分解と密接に関係していると思われた。以上により膜成分中のPhospho lepielの中でαーglycerophosphoteが膜の代謝に関係しており、この波形の変化をとらえることが細胞の増殖や死亡の予測に重要と考えられた。 2)Cell lineを用いた実験 ヒト癌の継代培養細胞を用いて、培養中の細胞膜のPhospholipidの変化を調べた。ヒト食送癌細胞採であるWSーSCを用い、1×10^6個の細胞をNMR Spectruscopyにて検討した。細胞膜の隣脂質分析を行ったところ培養液中のinorganic phosphateの量が多く、きれいな波形としてとらえることができず、現在対策を検討している。またヌ-トマウスを用いて、ヒト癌細胞を移植し、化学療法を同時に行い、細胞の頃殖態と細脂膜隣脂質の波形の変化を検討している。
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