1990 Fiscal Year Annual Research Report
収縮応力の影響を少なくしたコンポジットレジンの開発研究
Project/Area Number |
02670875
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
根本 君也 日本大学, 松戸歯科部, 助教授 (00050039)
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Keywords | コンポジットレジン / 収縮応力 / 化学重合 / 光重合 / フィラ- / ストレンゲ-ジ / 曲げ強さ / 有限要素法 |
Research Abstract |
1.コンポジットレジンの試作条件を次のようにした 1)モノマ-はTEGDMとBMPEPPとの混合モノマ-を使用した 2)フィラ-は不定型シリカ粉,球状シリカ粉,試作球状有機複合フィラ-(マイクロカプセル型)を使用した 3)化学重合と光重合用の重合開始剤を加えてペ-スト状レジンを試作した 2.測定 1)曲げ強さの測定を行った その結果,フィラ-混入による強さの低下は,形態の相違によって異なることがわかった 2)収縮応力の測定を行った その結果,サ-ボ追従式定位置による応力値と等しい値が得られる固定式高弾性率測定器の開発に成功し,光重合レジンあるいは窩洞形態の異なる条件での測定が容易,あるいは可能となった.その結果,重合方式,窩洞形態によって収縮応力の経時的変化が異なることを見いだし,原因と対応に知見が得られた 3.本年度は測定を続けて,まとめたい
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Research Products
(1 results)