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1990 Fiscal Year Annual Research Report

イムノバインド法を応用した家禽マイコプラズマ病診断用キットの開発研究

Research Project

Project/Area Number 02806057
Research InstitutionUniversity of Miyazaki

Principal Investigator

清水 高正  宮崎大学, 農学部, 教授 (10040825)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 永友 寛司  宮崎大学, 農学部, 助教授 (10041063)
Keywordsマイコプラズマ / イムノバインド反応 / 診断キット / 血清反応
Research Abstract

目的:家禽のマイコプラズマ感染症の抗体検出用に,簡便で特異性に富む診断用キットの作成を目的とし,先に報告したジュラポア膜による知見を基礎として,本年度は各種市販素材へのマイコプラズマ・ガリセプチクム(以下MGと略記)の吸着性と,イムノバインド反応を実施する際の手技の簡便性を比較検討した。
成績と考察:ニトロセルロ-ス及びこれをベ-スとした種々の市販膜類の中では,MG抗原の均一な吸着と,弾力性に富むことによる操作の容易さ,ブロッキング及び洗滌の簡単さ,発色スポットの鮮明さなどの点で,ジュラポア膜が最も優れていた。ただし,膜片の作成や,洗滌・反応時にマイクロタイタ-・ウエルへの出し入れが煩雑で,キット化にはこれらの難点を示さぬ素材が必要と考えられる。そこで,内外のプラスチック製または塩化ビニ-ル製のマイクロタイタ-や血球反応板にMGが吸着するか否かを比較した。その結果,吸着は使用したすべての材料で確認されたが,イムノバインド法の実施に便利なのは某社製の表面特殊コ-テイングを行った製品のみであった。この素材には,MGが均一に吸着するほか,ブロッキング,反応用血清や試薬の洗滌も極めて簡単で,キットの作成にはジュラポア膜より遥かに優れ,またマイクロタイタ-プレ-トに比べて遥かに安価である。この場合,二次抗体はペロキシダ-ゼ標識のもので鮮明な反応を示すが,ジュラポア膜上の反応斑よりかなり短期間に褪色するのが唯一の難点である。今後,この素材上に吸着させた抗原の保存性を確認する必要がある。

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Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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