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1990 Fiscal Year Annual Research Report

非電離放射線被曝モニタ-の開発

Research Project

Project/Area Number 02808038
Research InstitutionNational Institute for Fusion Science

Principal Investigator

宮原 昭  核融合科学研究所, 教授 (40023692)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 福井 崇時  椙山女学園大学, 人間関係学部, 教授 (60022505)
久保田 雄輔  核融合科学研究所, 助手 (50023726)
Keywords磁則計 / 三次元 / 磁場 / 環境 / 携帯型
Research Abstract

昨年度は三次元積分磁束計の1号機を完成させたが、その1号機にはいくつかの問題点があった。そこで今年度はその問題点を改良し、実用的な2号機を完成させ、評価のため磁束計の諸特性を測定したり、各種磁界発生装置内の磁束密度や漏洩磁界強度を測定した。その2号機の特徴を次に述べると、オペアンプ等に消費電力の少なく集積度の高いICを大幅に採用した事により1号機と比較して装置の消費電力は1/2.5に減少し、かつ一体構造になったので取扱いが非常に楽になった。又、12bitのA/Dコンバ-タ-の使用により大幅に測定範囲が拡大し、測定精度が向上した。そして交流磁界専用のAC高感度モ-ドの増設により微弱な変圧器や誘導モ-タ等の漏洩磁界の測定が可能となった。
主要な仕様(かっこう内はAC高感度モ-ド)を述べると、
・測定可能最大磁束密度:20000G(400G)
・測定分解能:0.4G(0.008G)
・測定磁界:直流および500Hz以内の交流磁界、
1000ガウスの強い磁界内にこの磁束計を置き、測定値の安定性を調べたところ、40分間に±1.7ガウスの変化しかなく非常に測定値が安定している事を示した。又、電源であるバッテリ-の電圧を5.2Vから6.6Vまで変化させたが定電圧ICの作用により測定値の変化はほとんど零であった。
1500ガウスまで発生可能な交流電磁石内外の磁束密度を本三次元積分磁束計で測定し、メ-カ-製の1次元磁束計で測定した値と比較したところ最大4%の違いはあっもののほぼ一致し、交流磁界強度の測定にも充分使用できる事を示した。又、AC高感度モ-ドで2.5kVAの変圧器の漏洩磁界強度を測定したが、無負荷の時変圧器の外側ケ-ス部で1500mGそして、20cm離れたところで23mGであり、従来測定不可能であった微弱な交流磁界の分布測定が本装置により容易に行う事ができた。

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Published: 1993-08-11   Modified: 2016-04-21  

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