1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03044149
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Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
丸山 有成 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (40013479)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関 元 IBMアルマデン研究所, 研究員
B E.Johnson IBMアルマデン研究所, 研究員
R S.Bethune IBMアルマデン研究所, 研究員
斎藤 晋 NEC基礎研究所, 探索研究部, 研究員
真庭 豊 東京都立大学, 理学部, 助手 (70173937)
壽榮松 宏仁 東京大学, 理学部, 教授 (70013513)
阿知波 洋次 東京都立大学, 理学部, 助教授 (20002173)
市村 憲司 熊本大学, 理学部, 講師 (00151481)
鵜川 彰人 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助手 (50211074)
井口 洋夫 岡崎国立共同研究機構, 機構長 (00100826)
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Keywords | 遠赤外反射分光 / 導電性有機結晶 / フラーレン / C_<60> |
Research Abstract |
平成4年度の調査研究活動の主な点を以下にまとめる。 1.研究者の長期派遣(3ヶ月) 当該年度においては2名の若手研究者の長期派遣を実施した。まず、鵜川彰人氏は平成4年9月10日から同年12月15日までの間、米国フロリダ大学物理学科D.B.Tanner教授のもとで遠赤外反射分光法に関する調査研究を行った。この実験方法は、新材料開発の過程での特性評価の手段として最近発展しつつある方法である。鵜川氏は装置の詳細や解析手法について調査すると共に、いくつかの導電性有機結晶にこの方法を適用し、その電子構法を解明し材料としての特性を評価する上で重要な知見を得ることができた。 市村憲司氏は、平成4年11月1日より平成5年1月31日までの間マサチューセッツ工科大学物理学教室のドレッセルハウス研究室で、フラーレン(C_<60>)へのアルカリ金属ドーピングの手法に関する調査研究を行った。この問題は現在最もホットな材料開発に係わるものであリ、実際にいくつかの新しい結果も得られた。 2.MRS会議出席とC_<60>ミニワークショップ 平成4年11月30日-12月5日に米国ボストンで開催されたMRS国際会議に日本から5名のC_<60>関連研究者を派遣して、主としてフラーレン関係の研究の状現について調査研究所を行った。いくつかの新しい重要な情報を得ことができた。さらに、この5名とIBMアルマデン研究所の数名の研究者によるC_<60>日本ミニワークショップを実施した。平成4年12月7日にアルマデン研究所にてこのワークショップを開催シ、双方の研究成果に対する詳細な検討及び情報交換を行に大変有意義であった。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 丸山 有成: "Novel Molecular Suptem C_<60>:Fullerites and Fullerides" Mol.Crgst.Lig.Crgst.218. 297-298 (1992)
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[Publications] 丸山 有成: "Electronic Structure of Alkali Metal Doped C_<60> Derived from Thermoelctric Power Measurements" Phgs.Rew.Lett.69. 3797-3800 (1992)
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[Publications] 市村 憲司: "Photoluminescemce and Photoconductivity of Potassium doped C_<60>" Solid Stato Commun.