1991 Fiscal Year Annual Research Report
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03044152
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| Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
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Principal Investigator |
山岸 俊一 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 教授 (70014032)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ウィリアムソン R. ブリマスMBA研究所, 研究員
ブラウン E. ブリマスMBA研究所, 研究員
ボーン Q. ブリマスMBA研究所, 研究員
ケインズ R.D. ケンブリッジ大学, 名誉教授
デントン E. プリマスMBA研究所, 前所長
アボット N.J. ロンドン大学, キングス校, 副教授
筒井 泉雄 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (80202183)
久木田 文夫 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (40113427)
井上 勲 徳島大学, 酵素科学研究センター, 助教授 (80001973)
渡辺 昭 岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 教授 (30013791)
江橋 節郎 岡崎国立共同研究機構, 機構長 (10009863)
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| Keywords | 海生軟体動物 / 神経生理学 / 頭足類 / シュワン細胞 / 感覚生理学 / 動物愛護 |
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| Research Abstract |
日本からは山岸(7/3ー7/26),渡辺(7/14ー7/27),井上(6/27ー8/29),久木田(日本学学術振興会と英国王立学士院との二国間交流で在英中,現地参加8/1〜8/25)と筒井(6/17ー8/)の5人が渡英し,英国からはE.Brown(2/14ー3/30),R.Williamson(3/1ー3/20),N.J.Abbott(3/20ー3/30)の3人を招聘し,本国際共同研究全体の打ち合わせと具体的な共同研究を行った。
本年度の共同研究の目的は大きく分けると2つあった。第一は日本の研究グル-プが今まで精力的に取り組んできたイカ巨大軸索とシュワン細胞を中心とした具体的な共同研究である。第2はイカ類を用いた研究者との国際的交流を通じて海生頭足類を用いた感覚生理学全体の展望を開くことであり,プリマスとの交流はこの意味では大いに役だっている。特に本年度は英国ケンブリッジで,本共同研究の日英のメンバ-がオ-ガナイザ-を務め,国際シンポジュウム「Caphalopod Neurobiology」がケンブリッジで開かれた。この会でイカなどの頭足類の研究のあるべき姿と長期的展望が更に明確になったことは有意義であった。来日した英国のメンバ-は第17回生理研コンファレンス「Frontiers in Optical Neuroscience」と「Comparative Neurophysiology」にも参加することが出来,研究の将来的展望を考える上で有意義であった。頭足類を用いた神経生理学は哺乳類や霊長類を用いた研究同様に多岐にわたり,新しい技術を導入した研究も徐々に進んできておることが明らかになった。まだ未開拓な分野も多いが,実験の容易さや動物愛護の視点からみて,将来性のある分野であることを改めて認識した。この視点をもとに現在,シュワン細胞の生理的役割,イカ巨大神経線維やシュワン細胞のイオンチャネル性質,イカの筋肉の神経支配の仕組みについての仕事が継続中である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Inoue,I.;ed N.J.ABBOTT & R.Williamson: "Resting and active K channel in squid axon membrane." Cephalopod Neurobiology.
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[Publications] Yamagishi,I.;ed N.J.ABBOTT & Williamson: "Regulatory effects of intercellularly applied calcium and magnesium ions on ion channel activities in squid giant axons." in Cephalopod Neurobiology.
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[Publications] Kukita,F.: "Kinetic analysis of the denaturation process of sodium channels in squid giant axon by alcohols." J.Physiol.
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[Publications] Brown,E.: "Morphology and electrical properties of Schwann cells around the giant axon of the squids Loligo forbesi & Loligo vulgaris." Proc.R.Soc.Lond.B. 243. 255-262 (1991)
