1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03045014
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
近藤 義忠 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (70006435)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ANTHONY B Wo エセックス大学, 社会学部, 助教授
ROGER Goodma エセックス大学, 社会学部, 助教授
SANDRA Carde エセックス大学, 言語・文学部, 教授
ARAN Cardew エセックス大学, 言語・文学部, 教授
IAN Neary エセックス大学, 現代日本研究所, 所長教授
宮川 健郎 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (80166123)
近藤 佳代子 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (40153712)
藤田 博 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (90085514)
太田 忠之 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (10054363)
武内 伸夫 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (50006409)
新長 馨 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (40006440)
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Keywords | 大学改革 / 大学の評価、自己点検 / カリキュラム改善 / 研究・教育施設 / 大学教育開放 / 研究、教育の国際化 / 学生生活と厚生施設 / 大学の管理運営 |
Research Abstract |
時代の変化と社会的要請に対応すべく、大学がそれぞれに研究と教育のありかたを見直し、とくに機能面での実際的な改善を図っているのは日本も外国も同様である。本学のような教員養成大学でも学術研究の一層のレベル・アップとともに、とくに学生教育の面で国際化、情報化、生涯学習社会化などさまざまな課題に直面して大きな転換期を向えている。本研究はとくに大学における学生教育の実際について日英両大学の研究者が相互に交流して調査を行い、問題点を摘出して改革の方向性を見つけることが最大の眼目である。 とくに本年度は、エセックス大学における日常的な学生指導体制(チュートリアム・システム)の実態と、学寮等厚生施設の現状と今後の計画等について重点的な調査を行い、今後わが大学での改善に多くの示唆を得た。また大学の管理運営の体制と、財政基盤の整備状況についても比較検討し、教育制度に関する比較文化的知見を得ることができた。 また、招聘したエセックス大学の研究者からは、今後大学の果たす社会的役割、とくに地域社会や国際社会への貢献のありかた、人権問題や福祉問題等についての研究と教育の重要性が強調されて感銘を受けた。 なお、次年度は本研究の最終ラウンドになるので、一応これまでの研究活動を総括し、補充を要する点を明確にして効率のよい調査を実施する必要である。また最終的な研究成果の取りまとめのためにも、相互の研究協力が計画的に進行されなければならない。そのために平成5年度の計画では研究組織を再編強化し、総力を結集して取り組みたいと考えている。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 宮城教育大学国際交流委員会: "イギリス・エセックス大学との交流" 学術研究と国際協力. 1. 24-27 (1991)
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[Publications] Register's Office of University of Essex: "Vice-Chancellor's Report" Annual Report University of Essex. 3-13 (1991)
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[Publications] 近藤 義忠: "大学の社会的役割と研究・教育体制の改革(仮題)その1" 宮城教育大学紀要. 28. (1993)
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[Publications] 近藤 義忠: "生涯スポーツについての考え方" 仙台大学紀要. 24. 22-29 (1993)
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[Publications] 中嶋 明勲、星 永俊、編著、近藤 義忠分担執筆: "21世紀への社会教育" ミネルヴァ書房, 390 (1992)