1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03045022
|
Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
岩久 正明 新潟大学, 歯学部, 教授 (70013927)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
常川 勝由 School of Dentistry, Univ. of California・S, Research C
JENDRESEN Ma School of Dentistry, Univ. of California・S, Professor
JAMES C.Setc School of Dentistry, Univ. of California・S, Associate
MARVIN M.Sta School of Dentistry, Univ. of California・S, Professor
MARSHALL Gra Jr School of Dentistry, Univ. of Californi, Professor
MARSHALL Sal School of Dentistry, Univ. of California・S, Professor
宇佐美 祐一 新潟大学, 歯学部, 助手 (10193856)
福島 正義 新潟大学, 歯学部附属病院, 講師 (30156773)
岡本 明 新潟大学, 歯学部附属病院, 講師 (10143786)
子田 晃一 新潟大学, 歯学部, 助教授 (90018755)
|
Keywords | 生体親和性 / 歯質接着性 / 光硬化型修復材 / フッ素徐放性 / 辺縁封鎖性 / 歯髄刺激 / 裏層材 / PH |
Research Abstract |
本年度は、当初の計画に従い、主に試作材料の基礎的な諸物性試験を行い、予定通りに進行し、その研究成果を国際学会(IADR・アカプルコ)に於て発表し、また、7論文を外国の英文専門誌に投稿し、すでに2論文の掲載が許可された。また、国際基準にもとずく動物実験についても、第一次(犬)はすでに完了し、英文論文を完成し、まもなく外国の英文専門誌に投稿する予定である。また、歯髄刺激性の原因としてのPH、抗ウ蝕性としての歯質へのフッ素のとり込み実験など当初の計画以上の研究成果も得られ、論文作成中である。 投稿英文論文は、1.試作接着性修復材の剪断接着強さおよび辺縁封鎖性について、2.アマルガム修復に用いた試作フッ素徐放性光硬化型裏層材の辺縁封鎖性について、3.試作フッ素徐放性光硬化型裏層材の剪断接着強さおよび辺縁封鎖性について、4.試作接着性裏層材のin vitroにおける辺縁封鎖性について、5.試作接着性根面修復材のin vitroにおける辺縁封鎖性について、6.試作光重合型接着性コンポジットレジンの剪断接着強さおよび辺縁封鎖性についてーグラスアイオノマ-セメントとの比較検討ー、7.試作接着性裏層材の2級修復における辺縁封鎖性について、の以上7編である。 以上の研究結果から本材料が従来の市販同系材料に比べて優れた剪断接着力、辺縁封鎖性、フッ素徐放性などを有し、その後の研究では、PHも中性に近く、犬を用いた国際規格による実験でも優れた生体親和性を有することが明かとなった。現在は、未だ論文完成に至らない部分の実験成績の追加、整理および論文作成、基礎的研究の追加実験、猿を用いた第二次動物実験を行っており、平成4年度の研究計画も順調に進められる予定である。
|