1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03301016
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Research Institution | TOKYO UNIVERSITY OF AGRICULTURE AND TECHNOLOGY, FACULTY OF AGRICULTURE |
Principal Investigator |
高橋 明善 東京農工大学, 農学部, 教授 (80014926)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柄沢 行雄 常磐大学, 人間科学部, 助教授 (70161255)
大内 雅利 明治薬科大学, 薬学部, 助教授 (60147915)
長谷川 昭彦 明治大学, 農学部, 教授 (70061778)
山本 英治 東京女子大学, 現代文化学部, 教授 (50086261)
蓮見 音彦 東京学芸大学, 学長 (50014684)
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Keywords | 直系制家族 / 集落 / 農村家族 / 過疎 / 農家相続 / 農村高齢者 / あととり / 農地流動化 |
Research Abstract |
次の諸地域について研究課題に関する集中的実態調査を実施した。 1)秋田県平鹿群大雄村、2)新潟県北蒲原郡豊浦町 3)新潟県糸魚川市4)滋賀県愛知郡秦荘町 5)佐賀県小城郡三日月町 これらの地域は過去30-20年にわたる継続調査地域である。過去から今日にいたる変動が明らかになるよう調査を設計した。 「家-直系家族-村」という日本文化の特質をなす集団の変化の特殊性を明確化するために、文化特性において異なる性格をもつ沖縄のヤーとむら(シマ)を比較対照にとりあげて簡単な実態調査をおこなった。以上によって時系列での比較と異文化間の横系列の比較をおこない、「直系制家族の変動解体過程の研究」を社会構造レベルと文化構造レベルの両面から質的に深化するよう研究を進めた。 このほかに、一部のスタッフにより群馬、長野の農村の簡単な調査を実施した。 研究成果はとりまとめ中であるが、糸魚川市についてはその成果の大部分を、三日月町と大雄村については成果の骨子を「研究成果報告書」としてとりまとめた。また四十回日本村落研究学会大学で「水田村落の解体と村落機能の変化」として研究成果の一部を報告した。
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