1992 Fiscal Year Annual Research Report
欧米史上における国家的集権比とRegionalianの分析
Project/Area Number |
03301048
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
長田 豊臣 立命館大学, 文学部, 教授 (00066664)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 健治 滋賀大学, 教育学部, 助教授 (00227216)
望田 幸男 同志社大学, 文学部, 教授 (40066155)
浅香 正 同志社大学, 文学部, 教授 (70066059)
瀬原 義生 立命館大学, 文学部, 教授 (30066534)
大戸 千之 立命館大学, 文学部, 教授 (30066708)
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Keywords | 国家論 / ステーツ・メーキング / 国家形態 / 法と秩序 / 支配と民衆 / 主権と国民 / 国家の死滅 |
Research Abstract |
平成3年度の研究成果をひきついで、本年度も(1)古代ー中世、(2)絶対主義ーブルジョア革命(3)産業革命、工業化過程の四班でそれぞれの専門領域にしたがって研究領域を分担担当した。古代ー中世班では平成3年度のローマ帝国と属州との支配関係に加えて本年度は古代のいま一つの巨大な帝国、セレウコス王調の分析を加えオリエントにおける古代国家の問題を考察した。さらに中世の国家の問題としては叙権闘争期における帝国教会体制の分析、さらにはドイツ帝国における所謂帝国改造運動(Reic hsrefrom)の考察を加えた。ブルジョア革命期の問題は、1848年から1871年にかけてのビスマルクによるドイツ統一過程の分析、工業化移行期の問題としては19世紀初期のドイツ邦国形成過程のバイエルンにおける分析等によって考察した。なおフランスにおける国家形成の問題は第二帝政期におけるレジオナリズムを「ナンシー綱領」において分析した。現代国家の問題はドイツ第二帝政下のプロイセン・ヘゲモニーを軍制において考察した。以上の様に、今年度は統一的国家論も構築もしくはその合意を前提にして平成3年度に続いて、研究分担者の専門領域での実証研究に集中した。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 望田 幸男: "世紀転換期ドイツの大学教授の社会的プロフィール" 文化学年報. 41. 15-21 (1922)
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[Publications] 長田 豊臣: "南北戦争と国家" 東大出版会, 260 (1992)
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[Publications] 大戸 千之: "ヘレニズムとオリエント" ミネルヴァ書房, 320 (1993)
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[Publications] (共著)長田 豊臣: "「米国の国家建設と国民統合」講座「南北アメリカの500年」第2巻" 青木書店, 330 (1993)