1993 Fiscal Year Annual Research Report

船体構造の総合的信頼性評価システムに関する研究

Research Project

Project/Area Number	03302038
Research Institution	UHIVERSITY OF OSAKA PREFECTURE
Principal Investigator	岡田博雄大阪府立大学, 工学部, 教授 (90081398)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	北浦堅一大阪府立大学, 工学部, 講師 (00081399) 池田良穂大阪府立大学, 工学部, 助教授 (10117989) 室津義定大阪府立大学, 工学部, 教授 (50081386) 矢尾哲也広島大学, 工学部, 教授 (20029284) 服部陽一金沢工業大学, 教授 (40198768)
Keywords	船体主構造 / 座屈・圧壊強度 / 板・骨組複合構造 / 構造信頼性 / 最終崩壊モード / 面内力・横圧力の効き / 疲労強度 / 熱荷重
Research Abstract	研究計画最終年度である平成5年度には、次のような成果を得た。 1.複合静荷重を受ける船体構造の最終強度評価モデルの開発一環として、板・骨組複合構造の崩壊強度解析システムの開発について、基礎的検討を行った。開発に当たっては、従来開発されている有限要素法と塑性接点法を組み合わせた解析システムを基本として、これに改良を加えた。すなわち、平板部には一定ひずみ三角形膜要素を、骨組部には立体梁要素を使用し、構造のモデル化を行った。次に二三の基礎的な板・骨組複合構造に対して数値計算を行い、結果に対する考擦から本システムの有効性を確認した。 2.今後は、上のシステムを超高張力鋼製コンテナ船の主構造の崩壊解析に適用し、ねじりモーメントの主要崩壊モードや強度に及ぼす影響などについても検討を続けていく予定である。 3.固有関数を用いて圧縮と剪断を受ける短形板の弾塑性解析を行い、座屈モードや強度相関式について検討した。 4.熱荷重を受ける立体骨組構造の崩壊解析とそれに基づく信頼性評価システムの開発を行い、二三の基礎的な立体骨組構構造に対して本システムを適用して数値的検討を行った。 5.アルミニウム合金A5083棒材について、衝撃引張疲労実験を行い、残留ひずみ進展や疲労寿命などにおける鋼材との相点など、その特徴を考察した。今後は、本研究により開発したシステムをさらに改良・拡張するとともに、従来の研究などの調査と併せて、船体構造の総合的信頼性評価支援システムとして、統合させていく予定である。

Research Products

(8 results)

All Other

All Publications (8 results)

[Publications] Y.Murotsu,H.Okada,et al.: "A System for Collapsa and Reliability Assessment of Ship Structures Using a Spatial Plate Element" Proc.,12th.ASME International Conference on Offshor Mechanics and Arctic Engineering(OMAE'93). vol.11. 305-312 (1993)
[Publications] 岡田博雄、他: "崩壊モード解析に基づく大型撒積貨物船の構造信頼性評価に関する研究" 日本造船学会論文集. 174. 501-508 (1993)
[Publications] 上田幸雄、正岡孝治: "固有関数を用いた薄板構造物の弾塑性解析に関する研究(第1報)-圧縮と剪断を受ける短形板要素-" 日本造船学会論文集. 174. 439-445 (1993)
[Publications] 北浦堅一、岡田博雄、他: "アルミニウム合金棒材の衝撃引張疲労に関する研究" 日本機械学会第15回材料力学講演会講演前刷集. 391-392 (1993)
[Publications] 岡田博雄、他: "熱荷重を受ける立体骨組構造物の崩壊モード解析に基づく信頼性評価の一方法" 第12回材料・構造信頼性シンポジウム講演論文集. 125-129 (1993)
[Publications] 岡田博雄、他: "船舶・海洋構造システムの構造信頼性設計に関する一考察" 第43回応用力学連合講演会講演予稿集. 167-170 (1994)
[Publications] 日本造船研究協会第207研究部会編(分担): "船殻構造の強度評価と管理目標の定量化に関する研究成果報告書" 日本造船研究協会, 70 (1993)
[Publications] 日本造船研究会第207研究部会編(分担): "船殻構造の強度評価と管理目標の定量化に関する研究総合報告書" 日本造船研究会, 653 (1993)

1993 Fiscal Year Annual Research Report

船体構造の総合的信頼性評価システムに関する研究

Principal Investigator

岡田 博雄 大阪府立大学, 工学部, 教授 (90081398)

Research Products

[Publications] Y.Murotsu,H.Okada,et al.: "A System for Collapsa and Reliability Assessment of Ship Structures Using a Spatial Plate Element" Proc.,12th.ASME International Conference on Offshor Mechanics and Arctic Engineering(OMAE'93). vol.11. 305-312 (1993)

[Publications] 岡田博雄、他: "崩壊モード解析に基づく大型撒積貨物船の構造信頼性評価に関する研究" 日本造船学会論文集. 174. 501-508 (1993)

[Publications] 上田幸雄、正岡孝治: "固有関数を用いた薄板構造物の弾塑性解析に関する研究(第1報)-圧縮と剪断を受ける短形板要素-" 日本造船学会論文集. 174. 439-445 (1993)

[Publications] 北浦堅一、岡田博雄、他: "アルミニウム合金棒材の衝撃引張疲労に関する研究" 日本機械学会第15回材料力学講演会 講演前刷集. 391-392 (1993)

[Publications] 岡田博雄、他: "熱荷重を受ける立体骨組構造物の崩壊モード解析に基づく信頼性評価の一方法" 第12回材料・構造信頼性シンポジウム 講演論文集. 125-129 (1993)

[Publications] 岡田博雄、他: "船舶・海洋構造システムの構造信頼性設計に関する一考察" 第43回応用力学連合講演会 講演予稿集. 167-170 (1994)

[Publications] 日本造船研究協会 第207研究部会編(分担): "船殻構造の強度評価と管理目標の定量化に関する研究 成果報告書" 日本造船研究協会, 70 (1993)

[Publications] 日本造船研究会 第207研究部会編(分担): "船殻構造の強度評価と管理目標の定量化に関する研究 総合報告書" 日本造船研究会, 653 (1993)

岡田博雄大阪府立大学, 工学部, 教授 (90081398)

[Publications] 北浦堅一、岡田博雄、他: "アルミニウム合金棒材の衝撃引張疲労に関する研究" 日本機械学会第15回材料力学講演会講演前刷集. 391-392 (1993)

[Publications] 岡田博雄、他: "熱荷重を受ける立体骨組構造物の崩壊モード解析に基づく信頼性評価の一方法" 第12回材料・構造信頼性シンポジウム講演論文集. 125-129 (1993)

[Publications] 岡田博雄、他: "船舶・海洋構造システムの構造信頼性設計に関する一考察" 第43回応用力学連合講演会講演予稿集. 167-170 (1994)

[Publications] 日本造船研究協会第207研究部会編(分担): "船殻構造の強度評価と管理目標の定量化に関する研究成果報告書" 日本造船研究協会, 70 (1993)

[Publications] 日本造船研究会第207研究部会編(分担): "船殻構造の強度評価と管理目標の定量化に関する研究総合報告書" 日本造船研究会, 653 (1993)