1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03304016
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
藤井 博 九州大学, 農学部, 助教授 (10038268)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤原 晴彦 東京大学, 理学部, 講師 (40183933)
上野 孝治 基礎生物研究所, 細胞分化部, 助教授 (10143504)
小林 正彦 東京大学, 農学部, 教授 (60162020)
江口 正治 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 教授 (00027856)
前川 秀彰 国立予防衛生研究所, 技術部, 室長 (60100096)
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Keywords | Bombyx mori / RFLP / ゲノムライブラリ- / 胚子cDNAライブラリ- / ホメオチィック遺伝子 / 標準系統p50 / 染色体 / in situハイブリダイゼ-ション |
Research Abstract |
初年度はRFLPを探索し、それをマップするための方法論を研究する。1. RFLP探索法の開発・改良. RFLP基準品種の選定とライブラリ-の作成を行う。如何に効率よく多数のRFLPマ-カ-を探索できるかを研究する(藤原・原・藤井):人工試料で飼育が可能で、マルチマ-カ-を育し、従来の研究に用いられているものとの整合性などを考慮して、p50(大造、九州大学保存系統)、c106(支那種系統)および赤熟(日本種系統)をRFLPの基準系統として選定した。さらにRFLPの連関検索を行うために、個体別に純度の高いDNAの調製法を検討しその方法を確立した。 2. RFLPの探索.1の結果を参考にしながらRFLPのスクリ-ニングを開始する((原・田村・島田):p50およびc108系統の蚕ゲノムDNAライブラリ-を作成中である。 3. 既知RFLPマ-カ-によるモデル交配実験(島田・江口・上野):腹部の体節構造決定に関するホメオチィック遺伝子群に関する遺伝子を多数並びにアルカリ性フォスファタ-ゼのcDNAを分離した。現在それらの構造の解析を進めている。 4. 蛍光セルソ-タ-(FACS)およびパルスフィ-ルドゲル電気泳動(PFGE)による染色体の分離.基礎技術を検討する(前川・藤原):生殖細胞および培養細胞より染色体の分離に関する基礎デ-タを蓄積中である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 藤井 博: "分子多型の遺伝" 遺伝. 45(6). 31-35 (1991)
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[Publications] 藤原 晴彦: "幼虫の斑紋モザイク“まだら"と断片染色体" 遺伝. 45(6). 25-30 (1991)
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[Publications] H.Fujiwara,O.Ninaki,M.Kobayashi,J.Kusuda and H.Maekawa: "Chromosomalfragment responsible for genetic mosaicism in laval body marking of the silkworm,Bobbyx mori" Genetical Res.Camb.57. 11-16 (1991)
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[Publications] T.Suzuki,K.Matsuno,S.Takiya,K.Ohno,K.Ueno,and Y.Suzuki: "Purification and characterization of an enhancer binding protein of the fibroin gene.I.Complete purification of FFI" J.Biol.Che.,. 266. 16935-16941 (1991)
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[Publications] N.Agui,T.Shimad,S.Izumi,and S.Tomino: "Hormonal control of vitellogenin mRNA levels in the male and female housefly,Musuca domestica." J.Insect Physiol.37(5). 383-390 (1991)
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[Publications] T.Shimad and Y.Sasaki: "Sequence of 5.8S ribosomal RNA in the mosquito,Culex tritaenoioーrnyncnus." Nucleic Acids Research. 19(19). 5435 (1991)