1991 Fiscal Year Annual Research Report
大規模・多種・多様の国文学デ-タ形成方法の改善・拡張についての実用化のための研究
Project/Area Number |
03401010
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
新井 栄蔵 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (90111070)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮崎 修多 国文学研究資料館, 研究情報部, 助手 (30219761)
松方 純 宇宙科学研究所, 助教授 (70173820)
武井 協三 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (60105567)
中村 康夫 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (60144680)
松村 雄二 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (10086689)
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Keywords | 国文学デ-タ / 入力システム / ツ-ル / 画像処理 / デ-タベ-ス / 日本語エディタ- / 実用化 / 支援システム |
Research Abstract |
本研究は、3カ年の計画の初年度にあたり、当初850万、追加500万円の交付を得て実施され、以下の研究実績を得た。 1.国文学デ-タの初期入力・校正・修正入力の階層化、各段階の作業モデルの設計、その形成支援システムの実用実験の一として、コンピュ-タ用同義語辞書作成を支援するために、国文学の研究語彙を入力し、その実用化のための基礎モデルを作成した。 2.1と同様、国文学デ-タ入力の多様なツ-ルを拡張するために、広く日本語文字デ-タを縦書きとして表示するための日本語エディタ-の実用化の実験、及び画像イメ-ジデ-タの入力と表示のための実験開発を行った。 3.論文目録デ-タベ-スの拡張のための実験開発として、執筆者シソ-ラスのデ-タの基本的入力モデルを作成した。また、同デ-タベ-スマスタ-作成のための基本的手順の詳細設計を行い、その基礎モデルを作成した。 4.国文学デ-タ形成方法の開発のため、全国の大学に可能な限り出向き、多くの国文学研究者の参加・協力を得て、合計20回の研究会議を実施し、国文学の分野におけるコンピュ-タ活用の現状調査と問題点の研究を行った。そのうち東北、東海、九州の3地域は、中核となる国立大学に周辺の国公私立の大学から1地域約10人、延べ30人の研究者の参加を得て実施した。それ以外は、個別に大学を訪問して行った。また、当館において国文学デ-タベ-ス研究集会を開催した。 5.上述の諸種の実験開発のために、高性能コンピュ-タ(ニュ-ズ一式とPCノ-トその他の必要機器)を購入し、その実験開発にあてた。
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