1992 Fiscal Year Annual Research Report
大規模・多種・多様の国文学データ形成方法の改善・拡張についての実用化のための研究
Project/Area Number |
03401010
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
新井 栄蔵 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (90111070)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 靖彦 国文学研究資料館, 研究情報部, 助手 (10249922)
佐々木 孝浩 国文学研究資料館, 研究情報部, 助手 (20225874)
武井 協三 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (60105567)
中村 康夫 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (60144680)
松村 雄二 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (10086689)
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Keywords | 検索辞書 / 転換辞書 / 複合データ / 校正・修正 / 作業手順 / データ形成 / 業務工程 |
Research Abstract |
今年度は、当研究の第2年目に当り、且つ、当国文学研究資料館が、年度当初の4月から国文学論文目録データベースのオンラインサービスを開始したので、次の二つの点を重点的に研究調査した。 A前年度の研究において、必要性が強く認識された問題点、(1)コンピュータ検索辞書・転換辞書・複合データ用文字データなどの構造的有効性・数量的効率性、(2)データの初期入力条件の設定及びその校正・修正の作業手順の設定について検討する。 B国文学論文目録データベースを中心として、国文学データ形成に生かしてゆく方途を再検討する。 この前提で、平成4年度は、次の具体的な諸課題、(イ)「国文学年鑑」論文情報データを〈国文学論文目録データベース〉論文情報データに仕上げる、逐年追加データメンテナンス作業の業務工程(平成4年度作業量約30,000件)の一層の改善、(ロ)〈国文学論文目録データベース〉作成・利用(検索)のためのシステムデータ(キーフィールドデータ付加辞書及びキー項目検索辞書のための国文学研究語彙データ(平成4年度作業量約10,000件)、執筆者名項目検索辞書のための新規発生執筆者名データ(平成4年度作業量約2,000名)及びそのデータのメンテナンス作業(ちなみに既存辞書で約35,000名について270メガバイトのデータ容量である。従って粗平均で1名について8キロバイトの情報量をメンテナンスしたことになる)の業務工程の一層の改善を研究分担者が、作業指揮の業務の中で調査研究するとともに、九州大学・香川大学・北海道教育大学等に出向いて利用者から聞取り調査した。データの構造、また、データのメンテナンスについて、貴重な知見を得たが、なお、積み残した諸問題については平成5年度に研究・実験を実施したい。
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