1992 Fiscal Year Annual Research Report
地球環境保全型建築・都市の環境・エネルギーシステムに関する研究
Project/Area Number |
03402043
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
中原 信生 名古屋大学, 工学部, 教授 (70115608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥宮 正哉 中部大学, 工学部, 助教授 (30160815)
山羽 基 名古屋大学, 工学部, 助手 (10220435)
伊藤 尚寛 名古屋大学, 工学部, 助手 (30192496)
久野 覚 名古屋大学, 工学部, 助教授 (70153319)
坂本 雄三 名古屋大学, 工学部, 助教授 (30114490)
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Keywords | CO_2削減 / ヒートアイランド / 未利用エネルギー / 地域熱供給 / 氷蓄熱 / ソーラーシステム / 温熱環境 / 意識調査 |
Research Abstract |
1.都市気候変動ならびにCO_2排出・拡散の予測のモデルの開発のため,地表の伝熱モデルと三次元流体解析モデルを組み合せた。単純なヒートアイランド現象のシミュレーションを行い、観測結果と比ベて妥当な結果を得ることができた。 2.備品費で購入した高性能の計算機にて,未利用エネルギーの賦存量ならびに利用可能量を予測するためのシミュレーション手法を開発している。名古屋市を対象とし,種々の未利用エネルギーについて計算を行い,データベースとなる賦存量マップを作成している。 3.地域熱供給のシミュレーションプログラムを作成して,気象条件,都市の機能や規模,利用できる未利用エネルギーの種類ついてのケーススタディを行い規模と方式の適合性について検討した。 4.長期土中蓄熱に関してその蓄熱方式の一種として,リキッドアイス方式について,槽への入力の温度・流量を変化させた実験を行った。実験結果から槽の伝熱特性を表すモデルを作成した。年間サイクルでの蓄放冷に対する土壌の伝熱特性の影響を調ベるシミュレーション方法の検討を行った。 5.既設ソーラーハウスに設けた電源装置により、太陽熱総合利用システムにおける直流-交流変換インバーターと蓄電池の特性を実験にて把握した。その結果をシミュレーションをより現実的なものとするために役立てた。 6.備品費にて購入した超小型三次元風速計にて,人間の温熱感への室内微風速の影響を調べ,実験結果から新しい省エネルギー的空調方法の可能性を検討した。 7.人間,社会活動から見た今後の都市の在り方について提案するため,住民意識調査を行っている。今回は東京地区の調査を追加し,前年度行った名古屋地区の結果と合わせて,結果を分析中である。
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Research Products
(1 results)