1991 Fiscal Year Annual Research Report
CIM構築を支援する自律分散型仮想生産システムの研究
Project/Area Number |
03452113
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
藤井 進 神戸大学, 工学部, 教授 (00031112)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊本 悦子 神戸大学, 工学部, 助手 (00221383)
多田 幸生 神戸大学, 工学部, 助教授 (70135812)
綿谷 泰典 神戸大学, 大学院櫟然科学研究科, 助手 (90230945)
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Keywords | CIM / シミュレ-ション / 仮想生産システム / 生産システム / 自律分散 |
Research Abstract |
CIMの導入計画時点,運用時点における様々なレベルの担当者に対して適切な意思決定支援ができる仕組みを整備することを目的として,企業活動をコンピュ-タ-の内部モデルとして表現した「仮想生産システム」と呼ぶシミュレ-ションシステムの構築を考える.本年度は,このような目的に適合する仮想生産システムの機能と構成法について明らかにするための基礎研究として,CIM環境下における人的組織並びに情報ネットワ-クの機能的,構造的関係に関して検討を行い,次のような知見を得た. 1.仮想生産システムの設計,運用時における必要機能及び構成について,FMSシミュレ-ションなどの事例を中心に検討し,基本構想の策定に必要な情報を整理した. 2.CIM運用時における様々な意思決定の状況について考察した.特に,生産時点情報管理(POP)システムを用いたリスケジュ-リング機能などについて,その実施時期,方法などに理論的,実験的な検討を加え,有用な知見を得た. 3.対象システムの大規模性,複雑性から考えて,従来のような一台の計算機を用いたシステム構成は適当でなく,ネットワ-ク結合された複数の計算機上に分散型シミュレ-ションシステムを構築することが必要である. 4.分散型シミュレ-ションに関する技術的問題点について検討し,仮想生産システムの効果的な構成法について基礎的研究を行った.特に,本年度に導入した仮想生産システム構築用計算機システムを用いて,実験用システムの構築を行い,基本的問題点について検討できるようにした.
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 藤井 進: "FAシステムの評価と仮想生産システムに関する一考察" 日本機械学会 第1回デザイン・エンジニアリングプラザ講演論文集. 910ー37. 301-304 (1991)
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[Publications] 藤井 進: "CIM/FAネットワ-クのためのPOPとは" 省力と自動化. 23ー1. 34-36 (1992)
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[Publications] 藤井 進: "生産システムにおけるシミュレ-ション" 経営システム. (1992)
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[Publications] 藤井 進: "作業の時間分割性を考慮したタイムウィングウ制約のあるプロジェクト日程計画法" 1992年度日本オペレ-ションズ・リサ-チ学会 春季研究発表会.
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[Publications] 綿谷 泰典: "計画の変更度を考慮したリスケジュ-ル手法に関する一考察" 1992年度日本オペレ-ションズ・リサ-チ学会 春季研究発表会.