1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03452307
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
遠藤 晃賢 高知大学, 教育学部, 教授 (00043448)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊地 るみ子 高知大学, 教育学部, 助教授 (40127923)
山口 信之 高知大学, 教育学部, 教授 (60036639)
山石 健次 高知大学, 教育学部, 教授 (70015048)
大高 泉 高知大学, 教育学部, 助教授 (70176907)
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Keywords | 環境教育 / 学校教育 / 調査研究 |
Research Abstract |
本年度は、学校教育としての環境教育を現行の条件下で展開するさいに把握しておくべき基礎資料となる調査・検討を主目的とする。 (1)関連教科における学習指導書・教科書の分析をし、どのような環境教育内容が取り扱い可能かを検討した。小・中学校については、学習指導書と設定した環境教育事項との対比をおこない、環境教育プランを作成した。ただ、詳細についてはまだ検討の終了していない教科もあり、教科間の調整をはかり、小・中・高校の全体像を体系化するまでには至っていない。 (2)児童・生徒の意識調査のNo.2として、全国規模(回答数10369)のアンケ-ト調査結果を報告書にまとめた。特に“子供時代の自然とのかかわりについて"、年令差が顕著にみられ現代では野外における自然との触れ合いが減少してきていることが定量的に把握された。また、児童・生徒の環境への興味・関心および学習意欲に関する環境意識調査No.1も進展中である。 (3)環境教育の体系化などを検討するさいの参考資料の1つとして、ドイツの環境教育に関する資料が収集され、分析中である。 (4)家庭科に関連する既発表の授業実践例・記録について、環境教育的視点から分析し整理した。(研究報告として発表予定) (5)生活環境課題の1つとして、騒音に関する試行授業を実施し、モデルとしての授業案を作成している。 さらに、調査・検討をすすめ学校教育における環境教育の体系的な展開方法を検討する予定である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 遠藤 晃賢: "児童・生徒の環境意識調査ー子供時代の自然とのかかわりについてー" 児童・生徒の環境意識調査結果報告書. No.2. (1992)
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[Publications] 遠藤 晃賢: "児童・生徒の環境意識調査ー環境への興味・関心および学習意欲についてー" 児童・生徒の環境意識調査結果報告書. No.1. (1992)
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[Publications] 大高 泉: "海外の教育・ドイツ 環境教育の実践と課題" 教職研修. 26. 20-21 (1992)
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[Publications] 大高 泉: "ドイツにおける環境教育ーその歩みと現状ー" 週間教育資料. 286. 14-15 (1992)