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1991 Fiscal Year Annual Research Report

輪島・鳳至地域における複層林施業(アテ択伐林業)に関する研究

Research Project

Project/Area Number 03454076
Research InstitutionShimane University

Principal Investigator

安井 鈞  島根大学, 農学部, 教授 (30032551)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 新村 義昭  島根大学, 農学部, 助教授 (80206333)
瀧本 義彦  島根大学, 農学部, 助教授 (40026406)
北尾 邦伸  島根大学, 農学部, 助教授 (50026390)
片桐 成夫  島根大学, 農学部, 教授 (00032649)
井口 隆史  島根大学, 農学部, 教授 (70032604)
Keywords択伐林 / 複層林 / アテ
Research Abstract

輪島地域と穴水地域では、アテの品種の違いと需要の相違から、森林構造および林業構造が異なっており、本年度はマアテ林が多い輪島地域を対象として現地調査を実施した。施業技術分野の調査は互いに連携して既設の固定試験地とその周辺において行った。社会・経済的な2分野は地域一円を対象として共同調査を実施した。
1.施業法および林分構成については、主として既設の固定試験地とその周辺において複層林の実態を計測・解明した。また、複層林との林分構成・成長の差異を比較考察するために同齢一斉林の調査も実施した。
2.更新と保育については、光条件および地力と種樹の成長との関係,択伐施業の維続による地力の変化、落葉・落枝の分解、および状条更新についての調査を行った。林内の光環境をデジタル照度計で、さらにその変化を光環境測定装置で測定した。
3.表上の保全対策については、林冠の表土保全効果について調査し、さらに、急勾配作業道の設置にともなう複層林内での土砂流出防止法について検討した。
4.アテ択伐林の伐出技術については、複層林における作業道開設法と搬出法および伐出能率について、現地調査を行い検討した。
5.森林経営については、アテ択伐林業がどのような経営主体によって担われてきたかを明かにするために、現地調査を実施した。経営構造(労働力投入形態,農業経営との複合性,市場に対する経営行動など)を調査し、類型化と解析を行った。
6.地域経済については、伝統的な地場需要とのつながり方を中心にして、伝統的な施業技術を育んできた地域の社会・経済的環境についての現地調査とそれに基づいて解析を行った。
尚、これらのとりまとめ・発表は次年度行う予定である。

URL: 

Published: 1993-03-15   Modified: 2016-04-21  

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