1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03555094
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
船木 俊彦 大阪大学, 工学部, 教授 (90029174)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 哲男 石川島播磨重工業(株), 高度解析技術部, 研究員
前野 嘉孝 (株)サノヤスヒシノ, 明昌・技術開発部, 研究員
松本 互平 日立造船(株), 技術研究所, 所長
服部 陽一 金沢工業大学, 教授 (40198768)
矢尾 哲也 広島大学, 工学部, 教授 (20029284)
橋本 聖史 大阪大学, 工学部, 助手 (50183554)
冨田 康光 大阪大学, 工学部, 教授 (30029251)
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Keywords | CAE / 上部構造 / 防振設計 / インプット・ゼネレーター / モーダル解折 / 付加水質量 |
Research Abstract |
a.上部構造のFEM振動応答解折用インプット・ゼネレーターの開発 昨年度の研究成果である上部構造のタイプ分けに従って、4タイプの上部構造に対して夫々3次元立体薄板構造体を作成するソフト及びFEM振動応答解折プログラムを起動させるに必要なインターフェイス・プログラムを開発した。本インプット・ゼネレーターを使用すると極めて短時間で上部構造のFEM振動解折用モデルの作成が可能となった。 b.主船体と上部構造の連成振動に関する実験的研究 本年度は主船体の2節振動に対する上部構造の影響について実験的な検討を行った。即ち研究代表者の研究室所有のアクリル製主船体構造モデルに本研究費を用いて製作したアクリル製上部構造モデルを取り付け、インパクト・ハンマーで加振することにより、上部構造の固有振動数の変化が主船体の振動応答(主船体の固有振動数(共振時)の変化、主船体の振動応答量の変化等)に及ぼす影響を調査し、上部構造が主船体の振動応答に対して、動的吸振器の役割りを果していることを確認した。 c.艤装岸壁で係留され艤装中の船舶と大洋を航行中の船舶における振動応答の差異に関する研究 船体上下振動に対する付加水質量の浅海影響及び岸壁影響を求める解折プログラムを作成すると共に艤装中に付加される重量が振動応答に及ぼす影響を検討するための簡易式を作成した。
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