1991 Fiscal Year Annual Research Report
アパタイト・ポリマ-傾斜材料による人工歯・骨の開発研究
Project/Area Number |
03557082
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
青木 秀希 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 教授 (80014166)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榎本 昭二 東京医科歯科大学, 第2口腔外科, 教授 (40013940)
今井 庸二 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 教授 (50013975)
中村 聡 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (40227898)
大柿 真毅 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助手 (50223748)
赤尾 勝 東京医科歯科大学, 医用器材研究所, 助教授 (50143607)
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Keywords | アパタイト / ポリマ- / 傾斜材料 / 安全性試験 |
Research Abstract |
アパタイト・ポリマ-の傾斜材料を製造するに当たり、まずハイドロキシアパタイトゲルを合成した。このハイドロキシアパタイトゲルは、水酸化カルシウムを水中に分散し、希釈したオルトリン酸を滴下して得た。得られたゲルの濃度は10wt%程度であった。また、このゲル中のリンに対するカルシウムのモル比は、1.67であった。このゲルを透過型電子顕微鏡を用いて観察したところ、一次粒子径は0.1μm、二次粒子は100μmであった。二次粒子の大きさを変化させるため、ハイドロキシアパタイトゲルの合成過程で、ホモジナイザ-を用い、粒子の分散を試みた。その結果、種々の二次粒子径のハイドロキシアパタイトゲルを得ることができた。 一方、生物学的安全性試験を行うための、細胞培養および検査設備を構築した。本年度はこの装置を用いて試験的に、多孔質ハイドロキシアパタイトとポリマ-の複合体を作成し、その生体安全性をネズミの皮下細胞(L細胞)を用いて調べた。 得られた上記のハイドロキシアパタイトゲルをもとに、今後、ポリマ-との傾斜複合材を作成し、培養細胞・動物実験により、その複合材の安全性試験を行う。
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