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1991 Fiscal Year Annual Research Report

カラマツ林の有効利用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 03660151
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

菅原 聰  信州大学, 農学部, 教授 (80021046)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中堀 謙二  信州大学, 農学部, 講師 (00143991)
Keywordsカラマツ材の利用 / 大断面構造用集成材 / 土木用材 / 建築材
Research Abstract

カラマツ材を原木とする製品についての調査の結果、カラマツ材は、
・高齢大径材を原木とする柱・造作材などの「優良建築材」
・土台角や柱などの「一般建築材」
・杭丸太や土木用製材品などの「土木用材」
・「梱包材」や「製函材」など
・「内装用建築材」や「集成材」などの高付加価値製品
などに利用されていることを明らかにすることができた。そして、北海道においては、主として「梱包材」・「製函材」に利用されていること、長野県においては、「土木用材」・「建築材」・「集成材」に主として利用されていることも明らかにできた。東信地方においては、カラマツ材は「一般建築材」・「土木用材」として利用されていたが、乾燥技術の普及ならびに加工技術の向上により、カラマツ材の欠点である「曲がる・割れる・ヤニが出る」を克服できるようになり、「内装用材」や「集成材」への利用が可能となったことも明らかにできた。とくに「大断面構造用集成材」用としてのカラマツ材の利用には見るべきものがあり、大型木造建築が最近に
なって多く建てられるようになっていることも明らかにできた。カラマツ材の需要を安定的に拡大していくには、乾燥技術・切削技術・接着技術・薬品処理技術を高め、それらを駆使した高村加価値製品を生産していかなければならないと思う。そのようななかで、中目材(14〜20cm)の利用の道はまだ狭いので、これらの利用を高めていくようにしなければならないであろう。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 菅原 聰: "カラマツの現状と将来" ウッドミック. 9ー10. 12-15 (1991)

  • [Publications] 菅原 聰: "多様な森林と多彩な施業" 山林. 1290. 14-22 (1991)

  • [Publications] 菅原 聰: "木材産業の新しい役割" 木材ノ-ト. 114. 17-20 (1992)

  • [Publications] 菅原 聰,山下 真人: "東信地域におけるカラマツ材利用について" 日本林学会中部支部大会発表論文集. 40. (1992)

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Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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