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1992 Fiscal Year Annual Research Report

能動免疫による特異的T細胞養子免疫療法のための前駆細胞の誘導

Research Project

Project/Area Number 03670613
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

酒井 敬介  東京大学, 医学部(病), 助手 (40186987)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 武藤 泰彦  東京大学, 医学部(病), 医員
佐野 武  東京大学, 医学部(病), 助手 (30215884)
名川 弘一  東京大学, 医学部(病), 助手 (80228064)
小堀 鴎一郎  東京大学, 医学部(病), 助教授 (30110696)
Keywords養子免疫療法 / CTL / 腫瘍免疫 / IL-2 / 抗CD-3抗体
Research Abstract

本年度は、C57BL6同系線維肉腫MC1の尾静脈注射により作成された肺転移に対する養子免疫療法を確立した。具体的にはMC1細胞を足蹠に接種し2週間後に所属リンパ節の膝窩リンパ節を摘出した。リンパ球を抗CD3抗体(2C11)を含む培養液で2日間培養後40VIL-2にて3日培養した。この細胞をDay3肺転移マウスに10^7個移入し、3日間IL-2を7500JRV投与(ip)した。腫瘍細胞投与後2週間でマウスを屠殺し、肺にインディアンインクを注入後フェケティー液で固定転移数を数えた。未治療群およびIL-2だけ投与の群は、肺転移数は、250以上であったが治療群は0〜2個の転移に減少しており、有意な差を示し、治療モデルの確立に至った。
培養リンパ球を、フローサイトメトリーで解析したところ、80%がCD8+で20%がCD4+であった。現在さらに細かく表面抗原の解析を施行中である。
さらに、In vitro抗腫瘍活性をLAKと対比し、またin vivo活性もLAK及び遠隔リンパ系組織のリンパ球を用いて検討中である。
尚治療モデルの確立が遅延した原因としては、他施設より譲り受けた抗CD3抗体に活性がなかったためと考えられる。なぜならば、新たに譲り受けたもので初めて治療に成功したからである。
今後このモデルを用いてさまざまな免疫学的手法を用いて発展させることができるものと考えている。

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Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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