1991 Fiscal Year Annual Research Report
扁桃における活性酵素・フリ-ラジカルとその病態生理
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03670814
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| Research Institution | Sapporo Medical University |
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Principal Investigator |
形浦 昭克 札幌医科大学, 医学部, 教授 (60045359)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久々湊 靖 札幌医科大学, 医学部, 助手 (00231291)
志藤 文明 札幌医科大学, 医学部, 講師 (70170876)
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| Keywords | サイトカイン / ス-パ-オキサイド産生細胞 / 病巣性扁桃炎 / 扁桃リンパ球の産生 / 好中球活性化因子 / マクロファ-ジ / チトクロ-ムC法 / 扁桃構成細胞分画 |
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| Research Abstract |
口蓋扁桃は炎症臓器であるとともに免疫臓器であり、それを構成するマクロファ-ジ、好中球、リンパ球によりさまざまな免疫活動が営まれている。末梢血マクロファ-ジや好中球はス-パ-オキサイド(以下、O^-_2)産生細胞であり、その産生が抗原やサイトカインの存在下でさらに増加することはなく知られている。またリンパ球はサイトカイン産生細胞であるとともに、EBウイルス感染下でのス-パ-オキシサイド産生も報告されている。これらの点から考えると、ウイルスや細菌などのさまざまな抗原の宝庫である陰窩を有する口蓋扁桃でO^-_2産生がなされていることは疑いない。そしと急性扁桃炎、慢性扁桃炎をはじめとする疾患の成立や遷延化に扁桃局所でのO^-_2の産生やそのための組織障害が関与していることが強く疑われる。事実、扁桃炎の憎悪を繰り返す回数が多い症例ほど扁桃リンパ球の産生する好中球活性化因子が高い傾向のあることが報告されている。しかし現在までのところ口蓋扁桃でのO^-_2の産生の実際についての報告はほとんどみうけられず、リンパ球の産生する好中球活性化因子とサイトカインとの関連性についても不明な点が多い。
そこで、現在、扁桃リンパ球(Whole cell)のO^-_2受生能、および扁桃リンパ球培養上清中に含まれる産生物質のヒト好中球O^-_2産生能におよぼす影響について検討中である。扁桃リンパ球培養上清は10^7cell/ml濃度で用いた。O^-_2測定はチトクロ-ムC法によった。慢性扁桃炎、病巣性扁桃炎(掌蹠膿疱症)、睡眠時無呼吸症候群患者より得た口蓋扁桃について検討中であるが、現在のところ疾患群ごとの特異性は明らかではない。今後、症例を増やし検討するに加え、扁桃構成細胞分画別の検討を行っていく予定である。
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Research Products
(1 results)
