1993 Fiscal Year Annual Research Report
口蓋裂による構音障害の比較言語学的研究-硬・軟口蓋エレクトロ・パラトグラフィーおよび音響分析
Project/Area Number |
03670957
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Research Institution | Grant-in Aid for Scientific Research(C) |
Principal Investigator |
鈴木 規子 昭和大学, 歯学部, 講師 (10112731)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和久本 雅彦 昭和大学, 歯学部, 助手 (60220852)
片岡 竜太 昭和大学, 歯学部, 助手 (20214322)
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Keywords | 口蓋裂 / 構音障害 / 比較言語学 / エレクトロ・パラトグラフィー |
Research Abstract |
当初立案の研究計画のうち、昨年度はとくに英国人における側音化構音、口蓋化構音などの動態と日本人における側音化構音、口蓋化構音の観察をおこなった。本年度はさらに採集された患者の資料の分析を進め、側音化構音構音時のEPG法による舌接触の動態と周波数分析による音響分析結果の関連について検索を行なったところ、言語は異なっていても英語における側音化構音と日本語における側音化構音は類似の傾向がみられることが明らかとなった。 結果としては、イギリス英語においても日本語においても、側音化構音時には舌により硬口蓋が閉鎖されたままで音が産生されており呼気は臼後部より口腔前庭を経て流出していた。また舌の接触パターンはいくつかのタイプがみられていた。側音化構音時の周波数分析の結果ではエネルギー成分がピークの時点の周波数が健常人と比較して低い傾向であった。 これらの結果について第7回国際口蓋裂学会にて発表を行なった。
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