1991 Fiscal Year Annual Research Report
小5から中2までの算数・数学のオ-プンエンドの問題に関する開発並びに体系化の研究
Project/Area Number |
03680242
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
橋本 吉彦 横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (60000072)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 昭 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (60036910)
池田 敏和 横浜国立大学, 教育学部, 助手 (70212777)
石田 淳一 横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (70144186)
前田 正男 横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (00016164)
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Keywords | オ-プンエンドの問題 / 算数・数学 / 体系化 / ミドルスク-ル / 授業研究 |
Research Abstract |
本年度,5回の全体会合を開催することができ,ここで実験授業の題材の提案,検討がなされ,次のような題材で協力者の先生の学級で授業実践をすることができた。1〜13は小学校,14〜23は中学生である。 1 分数のたし算とひき算 2 ゴルフゲ-ム(散らばり) 3 立体の分類 4 リレ-(徒競走の順番) 5 式を考える問題 6 賞品の分け方(メロンの問題) 7 整数の見方 8 平均と散らばり 9 勝敗の決め方 10 マラソン大会の順位づけ 11 カレンダ- 12 分数ト-ナメント 13 伴って変わる2つの量 14 座標上で三角形をつくる問題 15 円周角の導入 16 平行四辺形の性質 17 等脚台形・円 18 三角形・四角形 19 砂浜での店の配置決め 20 選挙の選び方 21 油の測り方 22 同一円周上にある4点 23 資料の整理 研究の知見としては,第一に当初研究目的で述べた問題の開発という点で23例も検討の上,精選・実践され,次年度(継続研究を念頭に体系化という点に焦点をあてる)への足がかりを得た点にある。 第二に,このようなオ-プンエンドの問題の開発を通して,研究協力者にはなじみの少なかった「正答がいく通りにも可能になるように条件づけた」オ-プンエンドの問題に,研究メンバ-が熟知することができた点にある。平成4年度・5年度からの小・中の新教育課程実施に向け新しい算数・教学教育指導を創造する上で貢献しうるものと確信する。
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