Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ALEJANDRA Mi チリ大学, 産業経営学科, 教授
GUSTAVO Garz コレヒオ, デ・メヒコ大学院大学, 教授
MAURICIO Bar サンパウロ大学, 経済研究所, 教授
CHI Schive 国立台湾大学, 経済学部, 教授
宋 丙洛 ソウル国立大学, 経済学部, 教授
ANWAR Nastio インドネシア大学, 経済学部, 教授
山田 睦男 筑波大学, 歴史人類学系, 助教授 (20133043)
NEANTRO Saav 筑波大学, 社会工学系, 教授 (40251011)
今岡 日出紀 筑波大学, 社会科学系, 教授 (50184809)
中川 文雄 筑波大学, 歴史人類学系, 教授 (30014484)
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Research Abstract |
構造調整過程の比較研究のためのフィールド調査を,韓国,マレーシア,メキシコ,ブラジル,チリの主要研究対象国に関しておこなうと同時に,タイ,ボリビア,アルゼンチン,エクアドル,キューバ等の研究参考国にも対象を拡大しておこなった。平成4年度に引き続いての二年目の現地調査でもあり,より突込んだ調査が出来たし,多大な成果をあげることが出来た。 まず第1に,韓国,マレーシア,ブラジル,メキシコ,チリ等の主要研究対象国において,本研究グループと問題意識を共有する現地研究者のグループをゆるやかな形ではあるが組織化でき,研究のネットワークを作ることができた。第2に,研究成果のとりまとめのための枠組を明確にすることが出来た。昨年度来の研究成果を基礎にして,マレーシアとチリ,メキシコとインドネシア,韓国とブラジルのそれぞれのペアに関して,構造調整過程を全体的に比較するという方法を決定し,それぞれのペアに関して現地研究者各1名,日本側研究者1名の3名からなるチームを作り,比較研究の作業を開始している。また,構造調整に関連して重要であると考えられる5つの研究対象トピックを決定し,これに関する各国横断的研究(クロスセクショナル分析)を開始した。「マクロ経済管理とその長期的発展経路へのインパクト」,「市場と国家」,「成長と分配」,「環境と開発」,「政治発展と経済発展」が上記の横断的研究対象トピックであるが,これについては日本側研究者がそれぞれ分担し研究を開始している。また,この研究のとりまとめのための枠組は,次年度に予定している国際研究セミナーの枠組ともする予定である。第3に,現地調査を通じて多くの文献,資料を収集することができた。これは整理し文献目録を作って保管すると同時に,現在進行中のとりまとめのための研究作業で使用している。
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