1992 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル教育に関する教育内容および教材開発の国際比較研究
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04045033
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
細谷 安彦 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, センター長(教授) (20108913)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
JAMES H Hogg ヴァンダービルト大学, ピーボディ教育学部, 教授
趙光濬 ソウル教育大学, 教授
LIOYD H Joya ウィスコンシン大学, オークレア校・教育学部, 名誉教授
張昌煥 ソウル教育大学, 教授
金鍾文 大邱教育大学, 教授
洪吉錫 大邱教育大学, 教授
長澤 憲保 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 講師 (60228004)
古川 雅文 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (80153518)
渡邊 裕子 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 助教授 (10210957)
正司 和彦 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (10029283)
長石 敦 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (20125256)
岡崎 義富 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (50017480)
辻 弘 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (50040910)
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Keywords | グローバル教育 / 環境教育 / 情報化社会 / 国際理解教育 / 国際意識比較 |
Research Abstract |
研究の経緯:学校教育研究センターは、共同研究プロジェクトとして、グローバル教育の内容の検討を行ってきた。グローバル教育には、環境教育、国際理解教育、情報化社会における教育をキイ概念とする広領域教育の性格が含まれている。教科教育における効率的知識吸収の学習のみならず、グローバル教育では自立的総合判断と、現実生活の行動をともなう学習の側面が強いとみることができる。すでに世界が相互依存関係にある状況で、先ず子たちがもつグローバルな問題に対しての意識はどのようなものであるか、それを国際的な比較において明らかにすることを研究の出発点とした。 質問紙の作成:国際比較を行うために、共通項目を相当数もつアンケート調査を実施することとした。子どもの発達段階を考慮して、G5及びG8を対象とすることとした。日本語、韓国語、英語の調査用紙を作成した。英語版については、内容に応じて英国版を作成した。 質問項目:調査項目は、基本的事項、(1)生徒の住む環境、生活から地球環境への意識、(2)エネルギー、(3)世界について(国際理解)、(4)情報とし、それぞれに設問群を設定した。単純な比較を困難にする要因として社会的な基盤、技術水準、道徳問題などの相違点が議論された。 調査地域:(1)大学間協力研究の基礎とし、米国はウイスコンシン州、テネシー州に、韓国ではソウルと大邱に調査フィールドをおいた。(2)各地域で都市部と田園部とに分けて調査を行うこととした。(3)英国及びポーランドにも調査に協力をえられる可能性ができている。 集計作業と検討:平成5年度においてデータを集計して、その分析と論理的解明を行う。
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