1992 Fiscal Year Annual Research Report
CIM(コンピュータ統合生産システム)の導入と構築に関する研究
Project/Area Number |
04210122
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
佐久間 章行 青山学院大学, 理工学部, 教授 (30082796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佃 純誠 武蔵工業大学, 工学部, 助教授 (90082841)
栗山 仙之助 摂南大学, 経営情報学部, 学部長 (30079587)
人見 勝人 京都大学, 工学部, 教授 (40016308)
石渡 徳弥 早稲田大学, 理工学部, 教授 (20063480)
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Keywords | CIM / 経営課題 / 省資源 / 環境保全 / アンケート調査 / 労働心理 / 計算機労働 / 経営情報 |
Research Abstract |
4年度は以下の研究活動を実施した。 1.CIMの導入・構築過程の資料の分析 CIMの導入状況と構築状況の実態を、わが国にCIMが導入開始され始めた時点から1992年までの過程について資料を分析した。資料は、企業別にCIM導入の状況、情報一元化、生産・販売・技術の各部門連携、業務改革、組織改革、経営課題、経営環境などの状況を文献調査、面接調査により収集した。また日本能率協会の経営課題調査生産部門の一部上場企業800社を調査対象とした1991年、1992年の調査票原票を利用してCIM関連の調査項目を分析した。 2.CIMによる「業務制度の変化」と「人の意識の変化」に関するアンケート調査結果の分析 すでにCIMが完成済か導入中の製造業126社を対象に、企業内の各部門を調査単位として、業務内容の変化、組織形態の変更、業務分担範囲の変化、労働の質の変化、心理的な効果、環境変化などについてアンケート調査の結果を分析した。 3.CIMへの人工知能適用の予備実験 実験用CIMシステムを使用して、各業務に対する人工知能適用の範囲や方法を、ニューロ・コンピュータを中心に試行し、問題点を抽出するための予備実験を実施した。 4.CIMによる省資源・環境保全の可能性の調査 CIMの省資源・環境保全活動への適用可能性に関して126社を対象にアンケート調査を実施し、適用の可能性、必要となるデータベース、省資源・環境保全活動援用システムの必要性を把握し、対応する施策を検討した。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 石渡 徳弥: "モデルベース充実の意義とモデル(事例)の体系" 早稲田大学社会科学研究所・研究シリーズ. 31. 95-105 (1992)
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[Publications] 人見 勝人: "Present Trends and Issues in Japanese Manufacturing and Management" Technovation. 12. 177-189 (1992)
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[Publications] 人見 勝人: "CIM as Manufacturing Strategy" Journal of Advanced Automation Technology. 3. 3-7 (1992)
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[Publications] 栗山 仙之助: "生産管理と情報システムによる経営効率化" ファクトリー・オートメーション. 8. 19-24 (1992)
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[Publications] 栗山 仙之助: "避けられないCIMへの取り組み" プログレス. 9. 2-9 (1992)
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[Publications] 栗山 仙之助: "CIMにおける生産技術情報に関する研究" オフィス・オートメーション学会論集 情報系. 3. (1993)
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[Publications] 佐久間 章行: "CIM構築が業務内容/人の意識に及ぼす影響および省資源・環境保全に関するアンケート調査報告書" 重点領域研究調査報告書, 130 (1993)
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[Publications] 人見 勝人: "CIM総論ーコンピューターによる設計・生産・管理ー" 共立出版株式会社, 270 (1993)