1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04301023
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Research Institution | Komazawa University |
Principal Investigator |
川崎 賢一 駒沢大学, 文学部, 助教授 (20142193)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
芳賀 学 東京学芸大学, 教育学部, 助手 (40222210)
藤村 正之 武蔵大学, 人文学部, 助教授 (00190067)
西村 美東士 昭和音楽大学短期大学部, 助教授 (90237743)
内藤 辰美 山形大学, 教養部, 教授 (00064098)
高橋 勇悦 東京都立大学, 都市研究センター, 教授 (90014779)
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Keywords | 都市 / 都市文化 / 世代文化 / 青年文化 / メディア / 友人関係 |
Research Abstract |
本年度は、大きく分けて、次の2つを共同研究した。一つは、調査の実施計画について、具体化作業を行なった。もう一つは、東京在住者を対象とする、社会調査を実施したことである。前者について、より詳細に説明したい。本年度の4月から7月にかけて、討議された。その結果、(1)世代文化の中で、青年文化に紋って調査をすること、(2)地域間比較、時に、東京と関西の比較を中心にすえ、人力・予算的に余裕があれば、山形等の地方都市を、調査対象地に追加すること、(3)調査内容としては、(a)青年の人関関係(特に、友人関係・男女関係を中心に)、(b)メディア接触パターン、(c)価値観とライフ・スタイル(特に、公共意識・宗教観・人生観等を中心にして)、の3つに重点を置いて、調査をすすめる。以上の3点が合意・確認された。我々の見解は、「新しいタイプの青年文化」を発見・分析・説明することをめざしており、極めて意欲的な共同研究と自負している。 さて、後者について説明しよう。東京調査は、本来度の夏休みから、具体的作業が始まった。そして、12月に、サンプリング・郵送調査が実施され、3月段階で単純集計の分析が終わり、次の分析段階に、ちょうど入ったところである。(対象地は、東京都杉並区の存住の、2500人の青年を対象とした。回収率は4分の1に達し、集計結果は、単純集計の段階では、興味深いものになっている。) さらに、本年度2月からは、関西調査の準備に入っており、平成5年5月に実施される見通しである。なお、関西調査の結果が出しだい、学会発表・論文発表をしたいと考えている。
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