1992 Fiscal Year Annual Research Report
国文学データベースのコンピュータ同義語辞書の基礎的研究
Project/Area Number |
04301053
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
新井 栄蔵 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (90111070)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武井 協三 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (60105567)
原 正一郎 国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (50218616)
安永 尚志 国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (20017411)
新藤 恊三 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (80007161)
松野 陽一 国文学研究資料館, 文献資料部, 教授 (50005823)
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Keywords | 国文学研究語彙 / 同義語 / 階層化 / 同義語辞書システム / 設計仕様 / データ構造 / データメンテナンス |
Research Abstract |
平成4年度は、追加採択であったので、次のような処置をした。 1.科学研究費補助金(総合研究(A))【課題番号02301062】の「国文学研究論文に見られる研究語彙の調査研究」で作成したデータに大幅に手を加えて作成した『国文学研究語彙〔一般項目〕一覧』を基礎に、国文学研究者の協力を得て研究班を組織して、同義語及びその階層化についての調査・研究を開始する(研究課題1)。 2.上記1の成果に基いて同義語作成の基礎逆料とする『国文学研究語彙〔一般項目〕同義語一覧基礎稿』の作成を開始する(研究課題2)。 3.『国文学研究語彙〔一般項目〕一覧』を活用して〈国文学研究語彙〔一般項目〕コンピュータ同義語辞書〉システムの基礎的応用モデルの開発を開始し、上記2の『国文学研究語彙〔一般項目〕同義語一覧基礎稿』に依拠して同義語辞書の開発の基本設計研究に寄与しうる〈国文学研究語彙〔一般項目〕コンピュータ同義語辞書〉システムの基礎的な設計仕様を研究する(研究課題3)。 平成4年度は、年度途中の研究開発の立上げでもあり、館外の研究分担者・研究協力者を加えた研究会議と研究活動との運用部分を押えて、当館の研究者を中心に遂行できる業務部分を可能な限り遂行して効率的に研究開発することを考慮して研究計画・研究実施計画を組立てた。 研究班の設定、データの作成、作業工程の組み立て等の事前準備の甘さにより、一般的に研究開発が遅延しがちなので、今回は、計画当初に研究開発の各段階での遅れが必然的に発生することを想定して研究開発を実施したので、年度途中、10月になってからの追加採用という著しく困難な条件にも関らず、研究開発を相当速やかに立上げることができた、既に、データの構造、データのメンテナンスについて、貴重な知見を得た。多くの積み残した問題は、平成5年度に出来る限り実施したい。
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