1993 Fiscal Year Annual Research Report
日本産業発展のダイナミズム-主導産業の国際競争力に関する歴史的分析-
Project/Area Number |
04301077
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
武田 晴人 東京大学, 経済学部, 教授 (20126113)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日高 千景 武蔵大学, 経済学部, 助教授 (20218720)
沢井 実 大阪大学, 経済学部, 助教授 (90162536)
橘川 武郎 東京大学, 社会科学研究所, 助教授 (20161507)
阿部 武司 大阪大学, 経済学部, 助教授 (10151101)
長谷川 信 静岡大学, 教育学部, 助教授 (40144050)
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Keywords | 産業発展のダイナミズム / 国際競争力 / 日本的経営 |
Research Abstract |
本研究の目的は近現代の日本経済の発展過程において、日本の産業が示してきた高い国際競争力の源泉がどのような条件のもとで形成されてきたか、そのことが日本経済にどのような特質をもたらしているかを、歴史的で実証的な分析を通して明らかにして行くことである。そのため、戦前の繊維、高度成長期の鉄鋼、造船、電気機械、最近時の自動車、コンピュータ・半導体の各産業をとりあげて分析するとともに、日本経済を特徴づけるといわれる企業集団、企業金融、労使関係などの側面からも、高い競争力を実現させてきた競争的な市場構造と企業行動を分析していくことを計画し、本年度も各研究分担者がそれぞれ課題を分担して、資料の収集と分析に努めた。その間、とくに共同研究の実をあげるため、昨年度実施した各分担課題についての問題提起をうけて、本年度は各自の成果の中間報告のための研究会を、7月末に京都で3日間に亘り開催した。また、その際都合で報告できなかった課題については、12月に東京で研究会を実施した。これらの研究会では、各自が分析の成果を報告し、これに基づいて意見の交換が行なわれ、相互の視点の統一などが図られた。詳しい報告の記録と討論の一部については、別途提出の研究成果報告書に収録してある。この討論記録は、当日の録音テープを元に、速記録として作成したもので、そのため本年度はこれについての謝金が支出されている。また、資料収集のための複写費などが予定よりも多く必要となった。研究費の使途について、当初計画からみると異同が生じたのは、このような事情のためである。 なお、本研究の成果は、各自の成果を平成6年3月末に集約し、6年秋には東京大学出版会から刊行する予定である。
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Research Products
(1 results)