1993 Fiscal Year Annual Research Report
自由表面近傍を高速で走行する翼周り流れの非線形現象に関する基礎的研究
Project/Area Number |
04302037
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Research Institution | HIROSHIMA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
茂里 一紘 広島大学, 工学部, 教授 (90011171)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片岡 克己 九州大学, 工学部, 助手 (60185791)
中武 一明 九州大学, 工学部, 教授 (70037761)
土井 康明 横浜国立大学, 工学部, 助教授 (10134454)
池畑 光尚 横浜国立大学, 工学部, 教授 (10114969)
宮田 秀明 東京大学, 工学部, 助教授 (70111474)
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Keywords | 自由表面 / 水中翼 / 造波抵抗 / 波崩れ / 特異点法 / タンデム水中翼 |
Research Abstract |
第2年度でかつ最終年度にあたる今年度は、これまでの研究成果について討論すると同時にとりまとめについて検討する機会をもった(93年11月25,26日於広島大学)。そこには、研究分担者のみならず、本研究課題である自由表面の非線形性に関係する問題に関心のある内外の研究者も招いた。活発な討論がなされ、発表された研究内容や討論は、本共同研究を進める上で非常に有益であった。また同時に、本共同研究の成果を内外に知ってもらういい機会となった。 茂里、土井は、十分な精度と効率をもつ自由表面流れの新しい差分計算法について研究するとともに、非線形性の強い振動翼の数値シミュレーションを行った。層流について検証された方法を没水翼まわりの高レイノルズ数流場に応用し、その有用性について調べた。池畑もまた、自由表面流れの新しい差分計算法について研究した。梶谷、宮田は、昨年度に引き続き、高速水中翼船の開発を視野に入れて、没水翼の数値シミュレーションを行った。内藤、村松も引き続き、波崩れの力学について理論、実験の両面から研究した。中武、片岡は、昨年度開発した計算法をタンデム型翼の性能計算に応用し、実験結果と比較検討した。 本共同研究の遂行のために開催してきた自由表面の非線形性に関する研究会を、共同研究が終了する来年度以降も継続して開催し、自由表面流れに関する研究を精力的に続けていくこととなっている。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Adrian Lungu: "A Study on Numerical Schemes for More Accurate and Efficient Computations of Free-Surface Flows by Finite Difference Method" 日本造船学会論文集. 173. 9-18 (1993)
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[Publications] Kazu-hiro Mori: "Resistance and Lifting Force of a Submerged Body with a Wing Producing a Downward Lifting Force" Proc.of 8th International Workshop on Water Waves and Floating Bodies. (1993)
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[Publications] 朴鐘千: "On the Accuracy of Numerical Wave Making Techniques" 日本造船学会論文集. 173. 35-44 (1993)
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[Publications] Sampaio,C.M.P.: "Computation of Nonlinear Free Surface around a Simple Bow Shape" Proc.of 2nd Symposium on Nonlinear and Free Surface Flows. 56-59 (1993)
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[Publications] Todor A.Videv: "Numerical Study of Flow and Thrust produced by Heaving and Combined Oscillations of 2D Hydrofoil" 日本造船学会論文集. 174. 55-70 (1993)
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[Publications] 片岡克己: "3次元タンデム水中翼の性能について" 西部造船会々報. 86. 13-26 (1993)