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1993 Fiscal Year Annual Research Report

外国人技術研修生の日本語学習の環境作りに関する調査研究

Research Project

Project/Area Number 04306020
Research InstitutionTokyo Woman's Christian University

Principal Investigator

上野 田鶴子  東京女子大学, 現代文化学部, 教授 (40010087)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山田 泉  大阪大学, 言語文化部, 助教授 (30210438)
八代 京子  麗澤大学, 国際経済学部, 助教授 (80210235)
箕口 雅博  (財)東京都精神医学総合研究所, 社会精神医学研究室, 研究員
田中 望  大阪大学, 言語文化部, 教授 (10124190)
甲斐 睦朗  国立国語研究所, 日本語教育センター, センター長 (10024085)
Keywords日本語教育 / 外国人 / 技術研修者 / コミュニケーション・ネットワーク / エスノグラフィック調査 / 日本語学習環境 / インタビュー調査 / ボランティア
Research Abstract

外国人技術研修者が生活の場でどのように日本人とかかわり,コミュニケーション・ネットワークを形成しているのか,その際の障害は何か,それに対し日本語教育はどのような対応が可能であるかを明らかにするために,エスノグラフィックな調査を行った.本年度の成果は次のとおりである.
昨年の予備調査の結果にもとづき,調査地を長野県小諸市に決定し,計3回の現地調査を行った.その調査から次の4点が明らかになった.
1.技術研修者を含む外国人ネットワークの形成には,ボランティア的支援を行う日本人側のネットワークの存在が前提となる.
2.日本人側のネットワークには,外国人の危機状況に応じて支援を行う危機対応ネットワークと日常的なコミュニティレベルでの友好関係を形成するコミュニティネットワークとがある.
3.小諸市においては,危機対応ネットワークには,病気,怪我などに対応する医療関係の医師ネットワーク,法律の問題に対応する弁護士ネットワーク,タイ語,タガログ語などができる日本人ボランティアネットワークなどがある.
4.コミュニティネットワークとしては,小諸市ではいまだ明確なものは形成されていないが,子供たちをキーとして保育園に形成される母親たちのネットワーク,外国人と結婚した日本人を中心としたネットワークなどが萌芽的な形で存在している.
今後は,ひれらのネットワークの生成,発展を追跡していく予定である.

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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