1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04451110
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
杉野 圀明 立命館大学, 経済学部, 教授 (40066650)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
慈道 裕治 立命館大学, 経営学部, 教授 (80066703)
山田 淳 立命館大学, 理工学部, 教授 (80066696)
甲賀 光秀 立命館大学, 経済学部, 教授 (80066711)
斉藤 武 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (80066688)
戸所 隆 立命館大学, 文学部, 教授 (80066745)
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Keywords | 琵琶湖 / 環境保全 / 固土軸 / 滋賀県 / 経済開発 / 漁業 / ウォーターフロント / 開発法制 |
Research Abstract |
共同研究の初年度としては以下のような研究活動をおこなった。 共同研究活動:共同研究者の分担課題を明確にすると同時に研究対象と方法について相互意見を交換し、各担当者の研究課題を明確にした。さらに、琵琶湖地域の開発がいわば大阪大都市圏域の外延的発展と深く関連しているので、大阪産業開発研究所の部長を含めた共同研究、すなわち近畿圏における産業動向および大阪経済の現状と問題点に関する共同研究おおこなった。共同研究会の開催回数は四回。 現地ヒアリング調査:琵琶湖をめぐる開発計画および周辺地域における進行政策については、地元の地方公共団体による所政策によるところが大きい。したがって、滋賀県庁をはじめ近江八幡市役所や長浜市役所など周辺地域における振興計画についてヒアリング調査を行った。また琵琶湖の将来については、ここに生計を求めている漁民の動向と深く関連しているので、琵琶湖地域で最も大きな漁業基地となっている近江八幡市沖ノ島の漁業協同組合でヒアリングを行った。 資料収集活動:琵琶湖の開発方向を検討する場合には、これまでの歴史や経済的発展過程について検討し、かつこれらを十分にふまえる必要がある。このため各地域における歴史的文献とりわけ市町村誌などを意識的に収集した。また琵琶湖周辺地域の発展は単に経済的あるいは技術的な側面だけでなく、歴史的風土であるという点から文化や民族に関する諸文献をも収集した。さらに国土庁や通産省などの国土開発、リゾート、ウオーター・フロントなどの諸構想に関する資料はもとより、滋賀県や地方公共団体の振興計画書や諸統計などについても収集した。 資料整理活動:収集した諸資料については、各市町村ごとに整理し、かつ統計的にも利用が便利なように人文科学研究所の地域研究室にまとめ、これを一覧できるようにした。 なお、科学研究費の交付が平成4年の暮れであったことも手伝って、現段階では公表できる研究成果は挙げていない。
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