1992 Fiscal Year Annual Research Report
環境教育のための教材づくりの研究ー津軽の自然を中心としてー
Project/Area Number |
04451139
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
村山 正明 弘前大学, 教育学部, 助教授 (10174319)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
肥田野 豊 弘前大学, 教育学部, 助教授 (90133850)
盛 玲子 弘前大学, 教育学部, 教授 (00003294)
大高 明史 弘前大学, 教育学部, 講師 (20223844)
斎藤 捷一 弘前大学, 教育学部, 教授 (10111999)
高梨 庸雄 弘前大学, 教育学部, 教授 (10113812)
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Keywords | 環境教育 / 教材づくり / 津軽の自然 / リンゴ / 岩木山 / 岩木川 / 十二湖 |
Research Abstract |
1.地域性が強い生物分野の教材化の基礎資料として活用するため、これまで公表された青森県内の動植物に関する情報(主に分布し生態に関するもの)を盛り込んだデータベースを作成する作業を開始した。 2.青森県の特産である地域性の高いリンゴを中心しとて、「植物の果実」に関する現行の理科教科書の間違いを指摘する一方、正しい教科内容として、果実をどうとらえるかを明らかにし、生物教材及び環境教育にとって身近かな生物の認識の重要性を考察する論文を公表し、現在も研究を継続している。 3.環境教育という概念を公害、環境破壊等の視点からだけでなく、自然・文化・歴史を含む広義の環境を大切にし、そこから学び、さらによい環境を後世に引き継ぐための教育としてとらえ、弘前市を中心とする津軽一円の自然・歴史・文化を反映している建築、史跡、祭、行事をVTR及びスライドにおさめ、それらを英語教材として活用し始めた。 4.滋賀県の環境教育の先駆的実践を参観し、また、青森県庁、図書館、各種教育機関に出向き約500点の論文・報告・資料を収集し、そのデータベースの開発に取り組んでいる。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 肥田野 豊 斎藤 捷一: "学校教育における生物教材の研究(IV)ー高等植物の体制の基本構造としてのシュートについてー" 弘前大学教育学部教科教育研究紀要. 16. 109-116 (1992)
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[Publications] 斉藤 捷一 肥田野 豊: "学校教育における生物教材の研究(V)ー果実についてー" 弘前大学教育学部教科教育研究紀要. 16. 117-129 (1992)