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1992 Fiscal Year Annual Research Report

フーリエ反復法に基づく超高感度位相回復顕微鏡

Research Project

Project/Area Number 04452107
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

小松 進一  早稲田大学, 理工学部, 教授 (00087446)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高木 康博  早稲田大学, 理工学部, 助手 (50236189)
大頭 仁  早稲田大学, 理工学部, 教授 (10063520)
Keywords位相回復 / アルゴリズム / フーリエ反復法 / 画像処理 / 位相差顕微鏡 / 光波測定
Research Abstract

微小物体によって回析された光波のフーリエ回析像の強度分布を精密測定したデータから、フーリエ反復アルゴリズムによる位相回復を行って光波の位相分布を高感度に測定するために、本年度においては主として、回析像強度分布を高ダイナミックレンジで取り込むための入力方式の確立を行った。
(1)本方式の位相差顕微鏡の実現にとって、高いダイナミックレンジの画像入力が本質的に重要である。平成4年度申請設備備品の「冷却CCDカメライメージングシステム」により5000:1のダイナミックレンジで回析像強度分布が取り込めることを確認した。またデータ取り込みの際に現われる周辺部のノイズを抑制する方法を検討した。イメージングカメラで取り込まれるデータフォーマットを計算処理用ワークステーションのデータフォーマットに変換するプログラムの開発を行った。
(2)光波として、平面波とそれをレンズで絞ってつくった球面波を用い、これを光学的にフーリエ変換した回析像を(1)の入力装置で読み込み、フーリエ反復アルゴリズムによる位相回復を行った。球面波については初期推定として正しい解に近いものを選べば良い精度で位相回復が行われることを確認した(ピーク幅2λの球面波に対してRMS誤差が(7/100)λ。)
(3)シミュレーションにより位相回復アルゴリズムの比較を行った。ERアルゴリズムとHIOアルゴリズムではHIOアルゴリズムが良い結果を与えることを確認した。さらに、HIOアルゴリズムの拘束条件の与え方を変更することにより収束特性を向上させられることが分った。

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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