1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04452333
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Research Institution | Tsukuba College of Technology |
Principal Investigator |
高橋 秀知 筑波技術短期大学, 電子情報学科, 教授 (20013378)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 正幸 筑波技術短期大学, 電子情報学科, 助手 (50222021)
村上 裕史 筑波技術短期大学, 電子情報学科, 助手 (20219900)
清水 豊 筑波技術短期大学, 電子情報学科, 教授 (50231733)
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Keywords | 手話 / 聴覚障害者 / 技術用語 / データベース |
Research Abstract |
平成4年度は、技術教育手話表現データベース構築を図るための手話表現の実態調査とそれに基づく手話表現法の分類を行った。 聴覚障害者との手話コミュニケーションを実際に利用している技術教育現場にいる教育者及び聴覚障害者に対して、情報・電子分野の技術用語表現における手話活用についてアンケート調査を行い、それに基づいて、使用頻度・必要性・用語間相関度等について分析を行った。その結果、以下の様な知見が得られた。まず、使用頻度・必要性については、情報工学に関する用語が高く、特に、コンピュータプログラミング、及び周辺機器についての用語の使用頻度・必要性の高い傾向がみられた。その反面、グリッド、もしくは、ローパス等といった専門性の高い用語については、低い傾向がみられた。 そして、その研究データを参考にして、手話データベースの収集装置の設計を行った。装置の構成はコンピュータ本体、記憶装置、画像処理装置から成る。現在、技術教育手話のデータを本装置において収集中である。研究は、概ね順調に進展しており、そのなかでも、アンケート調査によって得られた技術教育手話に関する情報が、当初の予測以上に集まったことは、技術教育現場における手話利用に対する関心の高さのあらわれでもあった。こうした点をふまえて、今後は、更に綿密な調査観点を検討し、継続して本調査を行う必要があるもとの考えられる。
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